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イスラエル、ハマス襲撃の残虐映像を編集し各国で上映
これまでに米ニューヨークの国連(UN)本部、スイス・ジュネーブの国連事務局をはじめ、米ワシントン、独ベルリン、ベルギーのブリュッセル、スペインのマドリード、チリのサンティアゴなど各国首都で上映している。
7日の仏パリでのメディア関係者向け上映会には、AFP記者も参加した。
在仏イスラエル大使館のヘン・フェデル(Hen Feder)報道官は、「これまでに約30か国で上映してきた。私たちは、10月7日に何が起こったのかを人々に知ってもらうことが重要だと考えている」と話した。
イスラエルでは7日の攻撃で1400人が死亡、240人が拉致され、1948年の建国以来最悪の襲撃となった。ハマスの壊滅を宣言し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での軍事作戦を開始した。
上映されている衝撃的な映像は、一般には公開されていない。パリでは50人ほどのジャーナリストが招待された。他の都市ではジャーナリストと外交官が出席した。
■すすり泣いて席を立つ人も
パリの上映会では、映画の途中ですすり泣きながら席を立つ人もいれば、黙って見入る人もいた。
スクリーンには、血まみれになり、焼かれ、痛めつけられた男女や子どもたちの遺体が映し出された。屋外の茂みの中、家の居間や浴室に横たわっている多くの遺体は、人の姿をとどめていなかった。床のタイルの上に、数メートルも血痕が続いている映像もあった。
イスラエル政府の説明では、7日のハマスの攻撃に関する映像が数百時間分集められている。
イスラエルの外交官によれば、映像は殺害されるか捕らえられたハマスの戦闘員が所持していたボディーカメラやスマートフォンの動画、ハマスによるソーシャルメディアへの投稿、犠牲者や救助隊員らの携帯電話で撮影された映像を編集したものだ。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1107243f094e3cf29d076c086ffe739364769a92