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ディープインパクトでもオルフェーヴルでもない…「日本競馬の史上最強馬」はイクイノックスだ!【天皇賞(秋)】
2着には6番人気ジャスティンパレス(牡4歳/栗東・杉山晴紀厩舎)が追い込み、3着には3番人気のプログノーシス(牡5歳/栗東・中内田充正厩舎)が入った。
(略)
しかし、何という勝ち方だろう。ハイペースの流れを3番手で追走し、直線ではあっさりと抜け出して後続をぶっちぎる。今春、GⅠの大阪杯を逃げ切ったジャックドールが最下位に敗れ去ったように、逃げ・先行勢が総崩れとなる流れだったが、手綱をとったクリストフ・ルメールはレース後、「彼はスピードがあるから(追走は)ラクだった」というのだから、呆れてものも言えない。
比較的新しいところでは、ディープインパクト、オルフェーヴルというような優駿が「史上最強か」とその名を挙げられたが、きのうの競馬を見た筆者は、「イクイノックスこそが日本競馬の史上最強馬」だと自信を持って言える。10月30日に東京競馬場でレースを見た人々は日本競馬に残る歴史的場面の目撃者となったのだ。
しかし、血統とは不思議なものだ。
サンデーサイレンスが日本の競走馬生産を世界レベルに引き上げた驚異のスーパーサイアーだったことはご存じだろう。その血脈が、彼の最良の後継種牡馬であるディープインパクトを通じてではなく、その全兄で競走成績がはるかに劣るブラックタイドがキタサンブラックという異能の名馬を産み出し、さらにはそのサイアーラインがイクイノックスに繋がっていくのだから、事実は小説より奇なり、と先人はよく言ったものだと思う。
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https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=73936?open=on