中国「二人っ子政策」の効果薄れ、少子化に拍車 第2子の出生比率低下、本格的な人口減少時代へ

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中国「二人っ子政策」の効果薄れ、少子化に拍車 第2子の出生比率低下、本格的な人口減少時代へ

1: 首都圏の虎 ★ 2023/10/28(土) 09:06:58.65 ID:oqdr8sTr
中国の2022年の出生数は956万人と、1949年の建国以降で初めて1000万人の大台を割り込んだ。中国国家衛生健康委員会(日本の厚生労働省に相当)が10月12日に発表した2022年度の統計公報からは、加速する少子化の厳しい実態が浮かび上がる。

 統計公報によれば、2022年に中国で生まれた子どものうち、第2子の比率は全体の38.9%、第3子およびそれ以上は15.0%だった。そこから逆算すると、同年の新生児に占める第1子の比率は46.1%だったことになる。

■遅すぎた「一人っ子政策」見直し

 これを前年と比べると、第1子と第3子以上の比率が上昇したのに対し、第2子の比率は低下した。国家衛生健康委員会の2021年度の統計公報によれば、同年の新生児に占める第1子の比率は44.1%、第2子は41.4%、第3子以上は14.5%だった。

 第2子の比率低下は何を意味するのか。「第2子出生を後押しした『二人っ子政策』の導入効果がピークを過ぎた」と、人口学者の何亜福氏は指摘する。

 (訳注:中国政府は1979年から2015年末まで、人口増加を抑えるための厳格な『一人っ子政策』を実施していた)

 2016年から第2子の出生が全面的に認められると、待ち望んでいた夫婦の間に第2子の誕生が相次いだ。しかし何氏によれば、その勢いは2018年頃から徐々に弱まり、第2子の出生数は減少に転じた。

 新生児の絶対数で見ると、2022年は第1子、第2子、第3子以上のいずれも2021年より減少している。その背景には、出産可能な年齢の女性の人口と(それに対する出生数の比率である)合計特殊出生率の両方が同時に減っている実態がある。

■出生数は1990年代初めの半分

 過去数十年間にわたり、中国の人口は1960年代初めの一時期を除いてずっと増加してきた。だが近年は増加率がゼロに近づき、2022年はついにマイナスに転じたと予想されている。

 中国の出生数は1990年代初めには2000万人を超えていたが、今やその半分以下に縮小した。「二人っ子政策」の限界が露呈するなか、本格的な人口減少時代への突入はもはや抗えない趨勢になっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ca968307f4f5e6c45ba1aca270cd2539ba13639


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