あわせて読みたい
ハロウィーン雑踏事故、日本の遺族とは会うのになぜ韓国の遺族とは会えないのか【記者手帳】
ハロウィーン雑踏事故、日本の遺族とは会うのになぜ韓国の遺族とは会えないのか【記者手帳】
10月29日のハロウィーン惨事1周忌を前に、札幌総領事が日本の遺族を訪問
国民安全保護を強調していた尹錫悦政権…負担があっても遺族と会うべき
北海道出身の富川芽生さんは昨年6月、韓国にやって来てソウルのある大学で韓国語を勉強していた。Kポップから歴史に至るまで、韓国の全てを愛したこの20代の女性は、
ドラマ『梨泰院クラス』を楽しみ、昨年10月29日の夜、ドラマの舞台となった梨泰院を訪れた。ハロウィーンを前に「すごく期待してる」と言っていた富川さんは、梨泰院惨事における外国人犠牲者26人のうちの1人となって故郷に戻った。
惨事1周忌を控えた10月17日、ペ・ビョンス駐札幌韓国総領事が北海道根室市にある故人宅を訪問した。富川さんの遺影の前で
「永遠の友人として韓国人の胸に刻まれた」とし「韓日をつなぐという夢はかなわなかったが、天の星となって見守り続けてほしい」と語った。富川さんの父親は「(韓国政府が)このように考えてくださって感謝している」と述べた。
他の惨事がそうであるように、時がたつにつれ人々の心の中で記憶が薄れつつあるとき、韓国外交官の真情ある追悼が遺族と日本人の心をあらためて動かしたのだ。
ところが肝心の、およそ130人が犠牲になった韓国国内では、大統領室や韓国政府の高官が哀悼のメッセージを出して遺族に気遣いをしたというニュースになかなか接しない。惨事の直後、
朝鮮日報
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/10/23/2023102380143.html