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ソフトバンク・小久保新監督が「王イズム継承」を宣言「主力が先頭に立って引っ張るチームを」
ソフトバンクの1軍監督に正式決定した小久保裕紀2軍監督(52)が21日、「王イズム継承」で常勝軍団復活へ意欲を見せた。この日午前、球団が小久保新監督の就任を発表。みやざきフェニックス・リーグの対DeNA戦(ひむかスタジアム)後に小久保監督は気持ちを引き締め力強い口調で言った。
「やっぱり勝つことは当然なんですけど、そこに王会長のイズムみたいなものをしっかり残してほしい、ということは(球団から)もらっているんで、選手、首脳陣、僕自身が自分に問いかけながら接していきたいなと思います」
青学大から93年ドラフト逆指名2位でダイエー(現ソフトバンク)入団。プロ2年目に王監督がホークス監督に就任。「世界のホームラン王」との運命的な出会いが、小久保監督のプロ野球人生の礎(いしずえ)になったことは間違いない。「23歳でレギュラー取らしてもらった。2年目で。その時から『手本を示せ、手本になれ』と(王監督に)言われていたんで、まだ23歳なのにな、と思いながらもやり続けてよかったなと思う。それがずっとつないでこれたというのはあったと思う。そこは大事なところだと思います」と口元を引き締めた。
ダイエー時代から主力選手としてチーム初優勝に貢献。ソフトバンクとなっても07年に巨人からチーム復帰すると2度のリーグ優勝。11年にはソフトバンク初の日本一に貢献した。誰より「常勝」を知る男。それだけに4年ぶりV奪回へ向け身の引き締まる思いでタクトを振るつもりだ。
「(王会長は)主力が先頭に立って引っ張るというチームを作ってこられたんで。主力が引っ張ればいいと思います。そういう風にしていきます」
22日はフェニックス・リーグ対西武(南郷)で指揮を執ってから福岡に戻り、23日の就任会見に臨む。いよいよ小久保ホークスがスタートする。
日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fde2fe118284c4e41358a1a4509d23ead182c02