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デーブ大久保「阪神はピンチになると内野陣が集まる。巨人は何でやらないんだろ?と思って見てた」
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7年ぶりの現場は本当に激務でした。その中で見えてきたものがありました【デーブ大久保 さあ、話しましょう!】
それと監督を経験していたことで、コーチ時代よりもチーム全体のことが目に留まって「ああすればいいのに」「こうすればいいのに」ということが多くあったのです。しかし、それは担当分野ではないので、言えない自分がいることもストレスになりましたね。あくまでも打撃チーフコーチとしての役割を全うするということだけに集中していました。
その中でやはり1年間戦って強いチームとそうでないチームとの差を感じたこともありましたね。もちろん、打撃の面では責任を感じていますよ、ということを前提で話します。やはり、強いチームは、守備の面で何かあったときに、内野陣がすぐ集まっているな、ということです。
優勝した阪神は特にそこの傾向が強かったなあ、と。大山(大山悠輔)、木浪(木浪聖也)、佐藤(佐藤輝明)、中野(中野拓夢)の内野陣が、小さなことでも、誰かが投手の近くに行くとスーッとマウンドに集まっていました。西武の黄金期のときの内野陣も、そういうことがよくありました。
それはチームの意識が一つになっているという証拠でもあります。全員が勝利への意識が高いので、危険を察知して、自ら間(ま)を取りにいったりできるんです。巨人を含めBクラスのチームを見ているとそこが希薄に見えました。
ただ現場の選手たちは自分自身のことで必死なので、そういう部分に気が付かないことが多いんです。だからそこに助言をいれられるのは担当コーチです。ただ、それを担当コーチに言うと、私の越権行為になりますので、伝えていませんでした。
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