あわせて読みたい
【韓国】アストラ製ワクチン不足を懸念…当局「物量より50万人多く予約、日程変わるかも」
8日、新型コロナ予防接種対応推進団のキム・ギナム接種企画班長は記者会見で「医療機関に配分されるワクチンに比べ約50万回分が多く予約された状況」とし「今週に接種状況を最大限モニタリングし、最小残留型(LDS)注射器の使用などによる残留量を最大限に予約者を中心に接種しながら調整する計画」と話した。
4日、推進団が明らかにしたことによると、4~19日アストラゼネカ(AZ)を打つ予約者は552万人だが、この期間にアストラ製ワクチンの在庫および導入予定物量は501万回分で、予約人員より51万回分のワクチンが足りない状況だ。LDS注射器で接種者を10%増やして最大551万回分まで接種できるが、事前予約者が全員打つことは難しい。事前予約者の中で実際にワクチンを接種する割合は99.8%に迫り、残りのワクチンがほぼ発生していない。
このため、当局は一部人員の接種が来月初めに延期される可能性があると明らかにした。キム・ギナム班長は「医療機関別状況によって予約者の一部がやむを得ず接種日程が調整される可能性がある」とし、「この場合、別に案内して速かに日程を決め接種が行われるようにする予定」と話した。これに先立って、チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「接種日程をやむを得ず調整しても、必ず7月初めには接種するように措置する」と明らかにした。
一部では物量を考慮して予約者を受けるべきだったという指摘があるが、キム・ギナム班長は「予約を継続して受けたのは当初知らせたように、予約期間中に最大限予約の機会を与えて十分に接種の意向を示させるためだった」として「この方々を対象に最優先に接種することができるようにする趣旨だった」と説明した。
1日、韓国に初めて導入されたモデルナ製ワクチン5万5000回分の接種は今月中旬に始まると明らかにした。キム・ギナム班長は「正確な日程は決まっていない」としつつも「現在、食品医薬品安全処で国家出荷承認の手続きが行われており、完了直後に接種が始まる。6月15~16日ごろになるものとみられる」と話した。モデルナ製は病院級以上の医療機関従事者の中で30歳未満に接種される。
スマートフォンを使って電子証明書を発給することが難しい65歳以上の接種者対象の接種証明シールもまもなく配布される。希望者は6月末から住民センター(役所)などに訪問して本人確認後に発給することができる。このシールには名前や生年月日など個人情報と接種回数、接種日など接種履歴が書かれる。キム・ギナム班長は「地方自治体の状況によっては委託医療機関を通じても受けることができる」と話した。
接種者にインセンティブ目的のバッジも提供する。ただし、接種者の激励および優遇の目的で、証明目的としては使うことはできない。現在、デザイン案が政府部署および地方自治体に配布されており、製作準備期間を経て接種センターと住民センターなどを通して接種者に提供される予定だ。
一方、昨日(8日0時基準)一日新規接種件数は87万5000件で過去最大となった。1・2回目の累積接種者は1000万件を超えている。推進団によると、8日にも1回目の新規接種者が少なくとも65万人以上と予想される。キム・ギナム班長は「軍部隊の軍将兵対象の接種が追加されるので、それ以上になるだろう」と明らかにした。
ヤフーニュース(中央日報)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e761d8cfc35986bd425cfddd739e3aaeee18a070