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【Money1】 韓国に「ヨハンの方舟」が来る? ハーフサイズとフルサイズがあるよ
韓国メディアで「ノアの方舟が韓国に来る?」という記事が出ています。
世界の面白ニュースをウォッチしている人ならスグ「あれじゃないか?」とピンと来たでしょう。
オランダの大工さんが造った「方舟」
↑こちらはハーフスケールの方舟。2007年オランダのShargen(シャーゲン)で完成。底部が黒いのが分かるでしょうか。
鋼鉄製の浮体の上に木製で造られており、自力航走能力はありませんが、タグボートで牽引して移動可能です
旧約聖書に登場する「ノアの方舟」を、オランダ人の大工さん(建築請負業者にして創造論者)
のJohan Huibers(ヨハン・ハウバース)さんが造ったものです。
一名「ヨハンの方舟」(笑)。
この人は筋金入りで、信仰の成せる技なのでしょうか、ノアの方舟のレプリカを自分で造ることしたのです。
しかもまずハーフサイズで造り、その後にフルスケールでもう1隻造っています。
ー中略ー
次はフルサイズ版だ! 2012年に完成
それはともかく、ハウバースさんは2009年に実物大のノアの箱舟レプリカに着手。ハウバースさん指揮の下、
建設チームが投入され、2012年07月に一般公開されました。
旧約聖書に登場するのと同じサイズ※、幅約30メートル × 長さ約135 メートル × 高さ約23メートルです。
※旧約聖書では、ノアの方舟のサイズは
幅22.25メートル(50キュビト) × 長さ133.5メートル(300キュビト) × 高さ13.35メートル(30キュビト)です。
↑象のマネキンがいい感じです。
このように、世界ビックリニュース案件だった「ヨハンさんの方舟」ですが、今度は韓国に来るというのです。
なぜ韓国に来るのか?
問題は、好事家物件だった「ヨハンの方舟」がなぜ韓国に来るなんて話になっているのか?――です。
『中央日報(日本語版)』が報じているので、以下に記事の一部を引用してみます。
ー中略ー
ハウバースさんが韓国にゆかりがあって「平和に対する願いを込めて「ノアの方舟」を韓国に寄贈するという意向を明らかにした」
なんて書いていますが、「本当に?」という話なのです。
なぜかというと、過去の報道を掘ってみると、ハウバースさんは「イスラエルに置きたい」といった希望を述べているからです。
なぜ韓国なのかといえば、筆者などは「維持が大変なので、どこかに渡したいだけ」なのではないのか、と邪推します。
このフルスケール版も走波性が怪しいので、そもそも韓国まで外洋を曳航するなんてことは不可能なはずです。
約50億~70億ウォンとしていますから、ざっくり1/10で日本円にして5~7億円です。
そんなもので済むかね?というのが一つ。
恐らくただの譲渡ではなく、ハウバースさんにもなにがしかのお金が入る「実質的な売却」ではないのか?というのがもう一つです。
『中央日報(日本語版)』の記事には「2012年に完成」「全長約125メートル、全幅約29メートル、
高さ約23メートル」と書かれているので、これはフルスケール版で間違いありません。
ただ、記事に併せて掲載されているのは「ハーフサイズ版」の写真と思われるのです。
本当に「ヨハンさんの方舟」を韓国まで持ってくるつもりなのでしょうか?
(吉田ハンチング@dcp)
2023.10.18
https://money1.jp/archives/114732
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7年間420万ドル投入…5000坪のリアル「ノアの方舟」、韓国へ
https://japanese.joins.com/JArticle/310247?servcode=400§code=400