あわせて読みたい
【国際】ガザ南部とエジプトを結ぶラファ検問所で爆発 空爆か
3時間前
パレスチナ自治区ガザ地区南部とエジプトを結ぶラファ検問所で16日、爆発があった。
エジプトのアル・カヘラ・ニュースが流した映像の内容を、BBCが確認した。検問所が空爆される瞬間の映像に見える。被害の規模は不明で、負傷者の報告はない。
ガザ南部ハンユニスで取材するBBCのラシュディ・アブ・アルーフ記者は、現地当局を通じて監視カメラ映像を確認。検問所の外側のホールが損傷したのに加え、パレスチナ側からエジプト側へ続く道路の4カ所に穴が開いたため、人の移動が難しくなったという。ただし、大きな損傷ではなく比較的すぐに修復できると当局は話していると、記者は報告した。
アブ・アルーフ記者によると、ガザ側の当局はエジプト側が検問所を開くのを待っているものの、人道援助をガザへ届けるために検問所を開こうという交渉はまだ具体的な成果を出していないと、カタールやエジプトの消息筋は話しているという。
イスラム組織ハマスによる攻撃を受けたイスラエルが、ガザ北部の住民110万人に対し、南部へ退避するよう通告したため、避難民であふれかえる南部では人道危機が起きている。
イスラエルはガザ地区を完全封鎖しているが、ラファ検問所が一時的に開かれるかもしれないとの情報が飛び交い、16日にはガザを脱出しようと、二重国籍を持つ人を中心に、数千人が検問所前に集まった。
検問所のエジプト側には、援助物資を積んだトラックが列をなして待機している。
しかし国連は、検問所再開へ向けた交渉に進展はないとしている。エジプト政府は、イスラエルが「協力していない」と批判している。
(略)