MGC男子　27歳小山直城がV！猛烈スパートでパリ切符　2位赤崎もパリ切符　大迫また3位　大逃げ川内が4位に

　上位2人が24年パリ五輪切符を獲得するマラソングランドチャンピオンシップ（MGC）が15日、東京・国立競技場発着のコースで行われ、男子は27歳の小山直城（ホンダ）が制し、夢切符をつかんだ。
　マラソン130回目の川内優輝（AD損保）がスタートから飛び出す奇襲。日本記録保持者の鈴木健吾（富士通）が12キロ手前で棄権するなど、序盤から大波乱の展開となった。

　中間点で川内と後続の差は33秒。大迫傑（ナイキ）らが形成する大集団はけん制し、なかなかペースが上がらない。集団が動いたのは29キロだった。大迫傑（ナイキ）が前に出て、ついに追撃を開始。35キロで川内を吸収し、7人の集団となった。

　小山は残り4キロで猛烈なスパート。大迫、川内、赤崎暁（九電工）を突き放し、国立競技場で歓喜のフィニッシュを迎えた。

　▼パリ五輪への道　MGC上位2人がまず決定。残りの1枠は、MGCファイナルチャレンジで争う。男子は12月の福岡国際、来年2月の大阪、同3月の東京、女子は来年1月の大阪国際、同3月の名古屋ウィメンズが対象大会。男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒の設定タイムを突破した記録最上位選手が代表に決まる。設定タイム突破者が出ない場合は、MGC3位の選手が代表となる。

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