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クラブと代表で連戦続く久保建英「きついですよ、正直」
MF久保建英(ソシエダ)(Kaoru WATANABE/GEKISAKA)https://i.imgur.com/nQiXWyf.jpg
所属先のソシエダでは厳しい連戦が続いている中、長距離移動を経ての日本代表合流。11日の練習後、報道陣の取材に応じたMF久保建英は「きついですけど、なんとか戻ってきたという感じ。きついですよ、正直」と疲労の色を隠そうとはしなかった。
今季の久保はラ・リーガで開幕から好調が続き、これまで8試合で5ゴール1アシストを記録。またミッドウィークには自身にとって初めてとなるUEFAチャンピオンズリーグのピッチにも立った。
その間、休養が与えられたのは9月27日の第7節バレンシア戦のみ。さらに日本代表の9月シリーズでもドイツ戦で途中出場、トルコ戦でフル出場しており、シーズン序盤からほぼフル稼働の日々を過ごしてきた。
ラ・リーガでの日々には「もう言うことはない。楽しいし、充実しているなと思います」と前向きに語る久保。しかし、その中でスペインから日本に移動して代表戦を戦うとなると、身体に大きな負担がかかるのも間違いない。
「日本で待ってくれている人もいるし、チケットも新潟は完売だと聞いている。そういった人たちのために試合ができるのはすごく幸せだけど、きつさがあるのも事実」
そう明かした久保は「それは僕だけじゃない。例えば菅原(由勢)選手は僕よりも試合に出ていると思うし、その中でも文句の一つも言わずに代表のためにと帰ってきている」と代表選手の宿命を指摘。「そういったところもファンの皆さんも頭の片隅に入れていただければ、より楽しんで代表戦を見ていただけると思う」と語った。
9月シリーズ期間中も一部別メニューを交えながら調整していたが、チームを含めてそうした取り組みは今後も大事になりそうだ。
久保はソシエダでの自身の重要性を認識した上で「選手層の問題もあるし、全部のポジションをカバーできているわけではないので、難しい部分はある」と葛藤を浮かべつつも、「身体のキツさはどうしようもないので、人間ですし、調整しながら向き合うしかないのかなと思う。ずっと出ている選手はいつか怪我をしてしまうので」と現実と向き合っていた。