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巨人・オコエ、メキシコかベネズエラに1人修行へ
【巨人】オコエ瑠偉「メキシコかベネズエラ」ウィンターリーグ参戦独自プラン…6年前に3打席連続三振のリベンジへ
強い思いが言葉に表れていた。オコエはG球場での2軍練習後、ウィンターリーグでの海外武者修行への希望を口にした。しかも、球団主導ではなく、独自に考えているプランだった。今後、球団に相談した上で、許可が得られれば参戦予定。「メキシコかベネズエラに行ければな、と。来年につなげるためにも」と明かした。メキシコとなれば楽天に所属していた17年以来6年ぶりで「レベルアップしたか、リベンジしたいです」と力強く語った。
当時はプロ2年目のオフ。シーズンで130打数ながら、自己最高の打率3割をマークし、自信を胸に挑戦した。初戦に「1番・中堅」で先発したが、3打席連続三振に倒れ、その後は出場機会がなかった。メジャーを目指すハングリーさあふれる中南米選手が集まり、レベルの高さでも知られるが、その壁に阻まれて途中帰国となっていた。翌年以降も再挑戦の意思を持っていたが、けがや手術が重なり実現できず。それだけに「今年こそは行ければ」と熱っぽく話した。
自身の現在地をより把握することができるとともに、実戦機会を増やせるメリットもある。移籍1年目の今季は開幕1番を務めるなど41試合に出場し、イースタンでも57試合に出場。収穫も課題も生まれた中で、昨季まで泣かされ続けた故障も今年はない。「ウィンターリーグで打席に立てれば、1年間で一番打席数が多い年になると思う。(プロ)8年間を振り返ったときに一番足りなかったのが打席数」と自己分析した。