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北海道医療大学、北広島市、ファイターズの3者が、大学移転に関する基本合意書を交わす
北海道医療大学・北広島市・ファイターズの3者が、大学の2028年4月移転をめざすという基本合意書を交わしました。
移転先はJRの新駅の目の前です。その新駅の完成予想図も公開されました。
新キャンパスの面積は1万7700平方メートル。新駅と球場の間に位置しています。
「行楽地化から街化。さらに2つを融合した新たなモデルを構築していきたい」(ファイターズスポーツ&エンターテイメント 前沢 賢 取締役)
北海道医療大学の学生は約3600人。地域の活性化にとって魅力です。
「少子高齢化の中で人口減少に大きく寄与すると考えている。それぞれの価値を社会的課題の解決につなげていく方向性を基本合意」(北広島市 経済部 川村 裕樹 部長)
大学側にとっても新キャンパスは魅力でした。少子化により学生の募集は厳しさを増していて、2023年度の志願者数はピーク時から4割以上減少していました。
「入学をしなかった学生にアンケートをとると、一番ネックとなっていたのが通学環境。北広島市移転で相当な学生が来てくれるのではと思っている」(北海道医療大学 鈴木理事長)
ファイターズは新球場構想時から「共同創造空間」というテーマを掲げてきました。大学の移転により、どのような空間を目指していくのでしょうか。
「子ども・子育て世代にできるだけ魅力のあるエリアにしていきたい。例えば子ども向けの歯科検診、来場した子どもの歯の検診など。また、保護者の啓蒙を一緒にやっていきたい」(ファイターズスポーツ&エンターテイメント 前沢 取締役)
北海道医療大学は現在の当別町の「当別キャンパス」にはグラウンドと薬草園を残し、札幌市北区の「あいの里のキャンパス」と病院も北広島市へ移転する計画です。当別町は9月、残留を求める要望書を大学に提出してしました。
「町がどれだけの影響を受けるか計り知れない。思いを真摯に受け止めて、移転を踏みとどまってほしい」(当別町 後藤 正洋 町長)
しかし、移転の基本合意書が締結されました。ボールパークでどのような大学のあり方を目指していくのか。今後の取り組みに注目です。
10/10(火) 20:34配信 北海道ニュースUHB
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3fb4b2aa89e9c89f46685e6e2e1a3549a7cc363