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不発に終わった中日の外国人補強 他球団の『お下がり』で成功続けるロッテに学べるか
中日は立浪政権となって2年を終え、球団史上初の2年連続最下位となった。チームの成績は低迷を脱出するどころか、悪化しているのが現状。立浪和義監督(54)が就任3年目の来年も指揮を執るが今年の不振は何が原因で、何が必要だったのか。「検証!! 屈辱竜」では、不発に終わった外国人野手の補強に関して、地道ながら成功を続けるロッテの外国人事情を考察した。
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助っ人砲に頼らないチーム編成は急務だが、外国人補強は巻き返しのうえでは欠かせない。そこで他球団で退団した外国人をうまく拾い、成功するのがロッテだ。今季も前巨人の大砲ポランコと先発左腕メルセデスを獲得。特にポランコは今季リーグトップの26本塁打をマークし、タイトル獲得が目前だ。
球団広報室は獲得の理由として「ポランコには長打があり、パ・リーグでも適性があると総合的に判断した」とするが、ポランコを含めて日本でプレーする外国人を丹念に調査し続けた結果、契約にこぎ着けているのは間違いない。
ここ10年でも投手ではグライシンガー(元巨人など)、スタンリッジ(元阪神など)、ジャクソン(元広島)、ハーマン(元楽天)、ロメロ(元中日)らを、打者ではブラゼル(元西武など)、ペーニャ(元ソフトバンクなど)、レアード(元日本ハム)らを獲得。ロッテには巨人やソフトバンクのように外国人獲得のための潤沢な予算を取れないという懐事情もある。日本プロ野球選手会が4月に発表した2023年度の支配下選手(外国人を除く)の球団別平均年俸額によると、ロッテは12球団中10位の3485万円。3383万円で11位の中日とほとんど変わらず、6807万円と最も高額な巨人の半分程度だ。
パ球団のあるスコアラーは「仮にメジャー選手を補強できたとしても日本で活躍できるかは宝くじを買うようなもの。それならば、NPBで実績を残した外国人を獲得した方が計算しやすく、お買い得」と指摘。編成サイドの中には日本人よりも少しでも優れた成績を残せば、及第点とする球団もある。例えば、西武のマキノンは今季15本塁打ながら球団内では高評価がつけられているといわれている。それだけ近年は日本人投手のレベルが上がり、助っ人砲の人材が不足しているのかもしれない。
ポランコは巨人時代より5000万円ほど少ない推定年俸2億円でロッテ入り。
※続きは以下ソースをご確認下さい
10/6(金) 12:04
中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/1730018dc898a08e9b61aaa0ed20c89a7973d9fb