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「俺は月。シンジは太陽」中村俊輔が認めた小野伸二「イマジネーションとか想像性は上だった」
日本サッカー界で一時代を築き、Jリーグではもちろん、欧州クラブでも活躍。「ファンタジスタ」という言葉がよく似合う。サッカーと真摯に向き合い、とびきりのテクニックで観ている者を魅了する。
中村俊輔と小野伸二。何かと共通点が多い2人だ。
2023年シーズン限りで現役引退を表明した小野。44歳でスパイクを置く決断をした盟友について、俊輔に語ってもらった。
「自分もそうだけど、長くやれたのは、シンジが今までやってきたこととか、周りの人の支えもあると思う。
トップ下。あの頃、そういうポジションがあったよね。2トップがいて、トップ下っていう。スルーパスでアシストしたり、ゲームを作る役割。自分もシンジも、同じようなタイプだった。
だから、真似をしたり、参考にもした。トップ下は1つしかないから、ライバルでもあったけどね。
代表では、俺もシンジもサイドをやっていた時もある。本意ではなかったかもしれないけど、境遇が一緒というか、難しい時期に同じ感覚だったんじゃないかなと思う。だから、若い時からそうだけど、会うたびにいろんな話をしたよ。ライバルというか、リスペクトし合う仲っていう感じかな」
日の丸を背負って共闘。充実の時もあった。
「後にも先にも、オリンピックの予選でシンジと横並びになった時は、めちゃくちゃ楽しかった。ダブル司令塔みたいな。
自分がトップ下で、シンジがボランチという縦関係もあった。それはそれでまた楽しかった。お互いの役割は違うけど、次の次を想像して、自分を活かしてくれるボランチがいると、ね。プレーしていて、やっぱり楽しいよ」
小野も以前、俊輔の引退時に寄せたメッセージで、代表時代を次のように回想している。
「僕が次にどういったプレーをしたいのかを、俊さんはいつもすぐに感じ取ってくれて、一番良いところにパスを出してくれるし、一番良い場所にサポートしに走り寄ってくれる。
だから、俊さんと一緒にやっていると、自分の力がすごく引き出されていく感じがあった。自分の思い通りにプレーが進んでいく。それもまた俊さんの凄さですよね」
共鳴し合う2人。そして、以前から優れた日本人プレーヤーに「小野伸二」の名を口にしてきた俊輔は、改めてその実力を認める。
「イマジネーションとか、想像性みたいなのは、やっぱり、シンジのほうが上だった。あと、たとえば左足のアウトサイドで急にパスを出せるとか。そういう細かいところも、俺よりも優れていた」
全文はソースで
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=140450
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