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【女子サッカー】「審判も大会運営もおかしい!」 韓国監督、北朝鮮に完敗で激怒
地元メディアはタイ人主審の経験不足を指摘
思いもよらぬ完敗に怒りを爆発させた。
現地9月30日、中国・杭州で開催されているアジア大会は女子サッカー競技の準々決勝を実施。北朝鮮と韓国による南北対決が実現し、前者が4-1の勝利を収めた。
試合の分岐点は、1-1で迎えた前半終了間際だった。韓国のFWソン・ファヨンがヘディングの競り合いで警告を受け、累積2枚目で退場となってしまう。10人となった韓国は劣勢を強いられ、そこから3失点。過去3大会は連続して銅メダルに輝いていたが、今大会は準決勝を前に姿を消した。
審判のジャッジに不満を爆発させたのが、韓国のコリン・ベル監督だ。英国人指揮官は「重要なゲームで笛を吹くのに適した主審ではなかった。酷いじゃないか! あれだけではなくおかしいジャッジはたくさんあったし、最後の7、8分も疑問だらけだ。なぜプロフェッショナルな主審を用意できなかったのだろうか」と怒りを滲ませた。
さらにベル監督は大会の運営にも注文をつけた。今大会は出場を辞退するチームがあるなど、グループステージが組によって4チーム、3チーム、2チームと統一性を欠いた。日本と韓国は3試合を戦い、北朝鮮は2試合。しかも、北朝鮮が中2日なのに対して韓国はなんと中1日でこの日を迎えた。ベル監督は「なぜ4チームが4グループに分かれてやらないんだ。休養期間に明らかな差があってはどうにもならない。まったくフェアじゃないし、本当に信じられない」とまくし立てた。
韓国のニュースメディア『Newsis』は試合の主審を務めたパンサ・チャイサニト氏(タイ)の経験不足を問題視。国際大会の笛を吹いたのは今回が4試合目だったという。そのうち2試合は昨年開催されたU-17女子ワールドカップのグループステージで、今大会もグループステージのミャンマー対香港戦を担当した。つまり一発勝負のビッグトーナメントでのジャッジは南北対決が初めてだった。
同メディアは「前半途中に北朝鮮の選手が両足でタックルする酷いプレーがあったが、警告のみで退場にならなかった。そう考えれば、韓国の退場はどうにも納得がいかない。ソン・ファヨンは相手GKと競り合って衝突しただけでイエローカードは不当だった」と主張。一方で、「アジア大会で韓国は6連敗を喫し、直近で13戦勝ちなし(2分け11敗)だ」と北朝鮮女子代表が“天敵”であることは認めた。
両国は来月開催されるパリ五輪予選でも同じグループであいまみえる予定だ。
9/30(土) 21:26配信
SOCCER DIGEST Web
https://news.yahoo.co.jp/articles/46dadc50641a979899f55064bfd6844d5da36bc4