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【日本との違い】 猛烈に進むキャッシュレス デジタル化先進国の韓国で暮らす日本人が感じたメリット
・国民番号登録証カード・外国人登録証カードに一括された韓国デジタル社会
経済開発協力機構(OECD)の2020年の調査によると、国ごとのデジタル転換水準や政府・自治体でのIT活用の成熟度などを測る
「デジタル政府指数」では調査対象41か国中、第1位。
2001年に制定された「電子政府法」によって行政サービスのデジタル化が推進され、2021年の「第2次電子政府基本計画」ではさらに、
公共サービスのデジタル転換率80%や、行政・公共機関のクラウド転換率100%が推進されてきました。
これだけ聞けば、韓国のデジタル化がどれだけ進んでいるか、なんとなくイメージできると思います。
「朝起きて夜寝るまでの間、支払いでほぼ100%使用するのは銀行で発行してもらったデビットカードです。
預金口座と紐付けられた決済用カードなので、決済すると即時、私の口座から引き落とされます」
ショッピングセンターや飲食店などでカード決済できるのは日本でも同じですが、実際のソウルでの暮らしを詳しく聞くと、
大きな違いがあるようです。
たとえば病院。日本では保険証と診察券を用意して行きますが、韓国では「両方とも不要です。
というより、ありません。病院に着いたら、受付で、韓国人の場合は国民番号登録証カード、
私のような在韓外国人の場合は外国人登録証カードに記載されている13桁のID番号と生年月日を口頭で伝えれば、受付完了です。
ですので、登録証を見せることもありません」といいます。
「間違いが許されない薬の処方箋に関しては、紙で渡されますが、それ以外に紙の書類を受け取ることはありません。
診察費の支払いもデビットカードで済みます。領収証については、カードを作る際にデータを逐一、携帯電話に送るかどうかを選択でき、
その手続きを最初にしておけば紙の領収証をもらわなくて済みます。なので私の場合は、紙の領収証をもらうことはほとんどありません」
・現金を使う機会がほとんどない韓国の日常
では、銀行のATMで自身の口座から現金を引き出す場合はどうなのでしょうか。
「現金を使う場面がほとんどないので、ATMを使うこともほぼありません。銀行に行くとしたら、口座開設して、
その銀行のデビットカードを作成するときくらいですね。カードは後日、自宅に郵送されてくるので、そこは日本と同じです」
さらに、「スーパーマーケットやローカルな市場のお惣菜屋さんなど、日々の買い物にもすべてデビットカードを使うので、
購入履歴の明細は簡単に計算できます」といいます。そして、これらが役に立つのが、確定申告のときです。
「購入履歴の明細はデビットカードなら銀行口座で、クレジットカードならカード会社からの明細で確認できるので、
領収証の収集や整理が不要です。
また確定申告の際、デビットカード、クレジットカード、現金、それぞれの決済について一定の控除があります」
ソウル市内には南大門市場や広蔵市場、望遠市場、京東市場など、“庶民の台所”と呼ばれる古くからの市場がたくさんあります。
観光名所にもなっているこれらの市場内にあるすべての店舗で、デビットカードは使えるのでしょうか?
「中国や台湾、ベトナム、タイなど外国人旅行客でごった返す観光名所の広蔵市場では、
キムパ(海苔巻き)を売る店など一部の屋台風店舗ではデビットカードが使えませんが、
その場合でも店のおばちゃんが『カードは使えないからここに振り込んで』と銀行口座を書いたメモ用紙を見せてくれます。
その場で、スマートフォンの銀行アプリを開いてネットバンキングで代金を入金すれば、ものの1分で支払い完了です。
ー後略ー
著者:鄭 孝俊
全文はソースから
Hint-Pot 公開日:2023.09.26 / 更新日:2023.09.26
https://hint-pot.jp/archives/186406
引用元:https://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1695853979/
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