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【侍JAPAN】井端は繋ぎの監督でWBCは原辰徳さんが本命か【巨人】
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そしてWBC本番の本命は、2009年のWBCで優勝経験がある現巨人の原辰徳監督(65)だという。
今年の春、栗山英樹前監督(62)が大谷翔平(エンゼルス)を中心としたチームで世界一に輝いたことで、侍ジャパン監督のハードルは一気に上がった。栄誉あるポストではあるが、うかつに引き受ければ火中の栗を拾う羽目になる。
元大リーガーのイチロー氏(49)や松井秀喜氏(49)をはじめ、多数の候補者の名前がメディアを賑わせては消えた。一部で就任が報じられた工藤公康氏(60)のほか、古田敦也氏(58)、高橋由伸氏(48)、松坂大輔氏(43)、ロッテの吉井理人監督(58)らは就任の打診に難色を示したという。複数の球界関係者によれば、原監督も打診を受けて断った1人のようだ。
原監督の2度目の代表監督就任を主導したのは、日本野球機構(NPB)ではなく、巨人の親会社である読売新聞社だったという。これまでも読売は、WBC日本ラウンドの主催者として代表監督人事には強い影響力を保持してきた。さる球界関係者が明かす。
振り返ると、2009年のWBC代表監督選考も難航した。最終的に原監督が「全日本の監督は名誉なこと。たらい回しされるようなことではいけない」と男気で引き受けた経緯がある。
しかし、今回は首を縦に振らなかった。
「このまま負けたままでは終われないという気持ちが相当に強く、引き際の形にこだわっている。年齢的に、巨人で監督をやるのは今回が最後。今年優勝していれば代表監督を引き受ける可能性はあったが、今の形ではプライドが許さないのだろう」(巨人の球団関係者)
「読売は改めて原監督の擁立に動くでしょう。巨人が来年いい成績を残せれば花道になるし、優勝できなければ3年連続のV逸になり身を引くしかなくなる。いずれにしても今年よりは、はるかにタイミングがいい」(前出の球界関係者)
とはいえ、1年もたてば候補者たちの状況が一変している可能性は十分にある。まずは波乱含みの船出となった「井端ジャパン」を見守りたい。