学校給食に牛乳不要論…「和食と合わない」「給食費の約25%を占める」

学校給食に牛乳不要論…「和食と合わない」「給食費の約25%を占める」

学校給食に牛乳不要論…「和食と合わない」「給食費の約25%を占める」

1 はな ★ :2023/09/26(火) 23:01:28.21

「和食とあわない」学校給食に牛乳不要論 コスト高も議論の背景
2023/9/26 10:00 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230926-2RA7Y5AXRVJENKGHP3ITJILCOE/

学校給食の「牛乳」をめぐる議論が、和歌山市で進められている。市教育委員から「牛乳の提供回数を減らしては?」との提案があり、乳製品高騰での給食費への影響、和食メニューでの米飯と牛乳の〝相性〟に議論は及んでいる。かつて新潟県三条市では「米飯と牛乳の相性」を理由に一時、牛乳が給食のメニューから外されたこともある。和歌山市での議論は始まったばかりで、行方が注目される。

「和食の給食では牛乳の提供をやめてはどうか」

和歌山市や同市教育委員会が8月に開いた「市総合教育会議」で、教育委員から提案があった。古くは脱脂粉乳から三角パックなど、給食の定番メニューである牛乳。同市では週3回の和食メニューを含め、給食時に小学生約1万6千人に牛乳(紙パック入り200ミリリットル)を提供している。会議では「高騰する乳製品によって給食費に影響が出ている」「和食の給食時に、牛乳が残されることが多いのでは」などの意見が交わされた。

牛乳高騰の影響は顕著だ。総務省の小売物価統計調査では、牛乳は1リットルのパックが昨年10月の212円から11月には235円に高騰。農林水産省によると、ロシアによるウクライナ侵略や円安、外国産の牧草や飼料の値上がりなどが影響しており、「まだ、統計には表れていないが、今年8月には、さらに10円上がっている」という。

和歌山市は食材費の値上げを受け、令和4年度2学期から給食費に1人1食20円を公費で上乗せしており、5年度2学期からは、牛乳の高騰を受けてこの支援を30円に拡大した。現在の牛乳の価格は1パック70円で、1人当たりの給食費282円(自校調理)、同275円(共同調理)の約25%を占めている。

そもそも学校給食での牛乳の提供には、法的な根拠がある。昭和29年施行の学校給食法で「給食内容は、パン(これに準ずる小麦粉食品等を含む)、牛乳およびおかずとする」などと定められている。文部科学省の令和3年度の調査では、学校給食を実施している国公私立学校は全国2万9614校(実施率95・6%)。このうち完全給食(主食、おかず、牛乳)の実施率は94・3%に上る。給食内容の変更には、都道府県の教育委員会への届け出が必要とされるという。

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