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【韓国】韓国民の46%が女性徴兵制に賛成、対象20代では51%、女性側も多く―世論調査
韓国で国民の46%が女性徴兵制に賛成との世論調査結果が明らかになった。対象となる20代では51%に達し、女性の側でも賛成意見が多かった。調査結果について、韓国紙は「男女平等徴兵制は韓国の若者層のジェンダー対立が深刻になる中で社会的課題へと浮上した問題だ」と伝えた。
韓国で男性は満18歳で徴兵検査の対象者となる。19歳になる年に兵役判定の検査を受け、原則として兵役に就く義務がある。兵役期間は所属先によって異なるが、1年半~2年。最近急速に進む少子化に伴い、今後必要な兵力を維持できるかが懸念されている。
朝鮮日報によると、調査は韓国ギャラップが5月25日から27日にかけて韓国国内の満18歳以上の男女1003人を対象に実施した。29日発表された調査結果(信頼水準95%で標本誤差プラスマイナス3.1ポイント)では、「現在徴兵制は男性のみを対象としているが、最近女性も徴兵すべきだという主張がある。どう思うか」という質問に対し、「男性のみ徴兵すべき」という回答は47%、「男性と女性どちらも徴兵すべき」は46%だった。
男性側は「男性のみ徴兵」51%、「男女とも徴兵」44%という結果が出た。女性側は「男性のみ徴兵」43%、「男女とも徴兵」47%だった。女性も徴兵すべきという主張に男性よりも女性の方が多く賛成した。
徴兵対象となる20代(18~29歳)でも女性の徴兵賛成の意見が優勢だった。「男女とも徴兵」という回答は51%に達し、「男性のみ徴兵」(37%)より10ポイント以上も多かった。徴兵対象になる可能性のある20代女性の回答者の間でも賛成が多数を占めた。「男女とも徴兵」が48%で、「男性のみ徴兵」(35%)を13ポイント上回った。20代男性は「男女とも徴兵」が54%で、「男性のみ徴兵」(40%)より14ポイント高かった。
志願制についての賛否も半々に分かれた。回答者の42%は「現行の徴兵制を維持すべき」とし、43%は「徴兵制を廃止して志願制を導入すべき」と答えた。志願制・徴兵制の選好度は男性(48%、44%)、女性(38%、39%)いずれもほぼ等しかった。韓国ギャラップは「5年前は『徴兵制維持』が48%、『志願制全面導入』が35%だった」と指摘。「志願制の社会的議論本格化へさらに一歩近付いた」とコメントした。
一方、「軍隊生活は人生の役に立つ」という回答者は68%で、2011年の82%、16年の72%から次第に減少してきている。20代男性で49%と最も少なく、60代以上男性で82%と最も多かった
Record China 2021-06-06 13:22
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