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【強制連行は嘘、密入国】 済州島の悲劇を語り継ぐ、大阪の在日コリアン「私たちのルーツ知って」…「四・三事件」の報告書作成へ
証言を集めた報告書の作成に取り組む韓国政府の依頼によるもので、両国で公開される予定だ。
メンバーらは「私たちのルーツを知ってほしい」と願う。(島田愛美)
事件は、済州島で朝鮮半島の南北分断に反対する民衆が蜂起したことをきっかけに始まり、警察や軍の鎮圧などで島民が殺害された。
その後、韓国では、厳しい南北対立の中、「共産主義者」とレッテルを貼られることを恐れ、事件を口にすることは長い間タブーとされてきた。
済州島と大阪の関係は深い。1922~45年には島と大阪港を結ぶ定期連絡船が運航し、
大勢の島民が大阪に仕事を求めて移り住んだ。その人たちを頼りに、事件後に多くの島民が逃れてきた。
大阪市生野区の在日コリアンは約1万9000人で、多くが島をルーツとする。
調査の中心を担うのは、事件の遺族らでつくる「在日本済州四・三犠牲者遺族会」の 呉光現オグァンヒョン 会長(66)だ。
生野区で生まれ育った在日コリアン2世。両親は島出身で、父の弟ら親族2人は事件で死亡した。
呉さんは高校生の頃、父に一度だけ事件について尋ねたことがあるが、「二度と口に出すな」と叱られ、「触れてはならない出来事」と考えてきた。
79年に父は死亡。体験者らが高齢化する中、呉さんは2000年、「事件を忘れてはいけない」と遺族会を設立し、大阪市内で慰霊祭を営んできたほか、18年には慰霊碑も設置した。
韓国では00年、事件の真相究明を図る特別法が制定され、政府は国内の体験者らの証言をまとめた報告書を作成。
21年には同法が改正され、国外での聞き取り調査も掲げられた。
これを受け、遺族会は22年3月、韓国政府に日本国内の実態調査の実施を要望。韓国政府から、
民間団体を通じて調査の依頼を受けた。
呉さんは、事件に詳しい立命館大の文京洙教授ら6人の協力でチームを結成した。
昨年9月から大阪、京都、兵庫、東京など6都府県に住む体験者や遺族ら約50人から聞き取りを実施。
写真や動画を撮影しながら体験を記録してきた。
9月末までに計約70人の聞き取りを行う。韓国政府は証言や史料をまとめ、報告書を作成し、
早ければ25年にも日本語訳の発刊を検討している。
報告書の作成に合わせた動きも出てきており、4月にオープンした「大阪コリアタウン歴史資料館」(生野区)では事件をテーマにした企画展の開催を検討している。
呉さんは「コリアタウンは今、若者らでにぎわう街になったが、事件のことはあまり知られていない。
記憶が薄れゆく中、在日コリアンの歴史に目を向けるきっかけになってほしい」と力を込める。
・「母と祖父母、なぜ殺された」
「今でも思い出し、胸が苦しくなる」。幼少期を済州島で暮らし、事件で家族を亡くした 康春子カンチュンジャ さん(80)
(大阪府東大阪市)は調査チームの聞き取りに、自ら描いた絵を見せながら体験を語った。
当時は5歳。自宅近くで康さんが塀の隙間から広場をのぞくと、銃を持った男の前で母と祖父母の3人が穴を掘らされていた。
その場から離れると、背中越しに爆音が鳴った。広場を見ると3人は消え、穴があった場所には土が盛られていた。
ほどなくして3人は殺され、埋められたと知った。
ー後略ー
9/26(火) 18:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/83875f44989c5a789bafe9f7eecc79ea399a5ad1
引用元:https://awabi.2ch.sc/test/read.cgi/news4plus/1695766542/
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