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高市早苗氏、処理水放出めぐり中国に猛反論…SNSで称賛あふれるも総裁選では放出反対の過去
中国は「核汚染水」との呼称を用い、「日本は関係国の強い反対をかえりみず、海への放出計画を始め、国際社会の幅広い懸念を引き起こした」と強く非難。
これに対し、高市早苗科学技術担当大臣は「IAEAのレビューで日本の取り組みは科学的基準に照らして安全という結論が示されている。日本政府は科学的根拠に基づき、高い透明性をもって国際社会に対して丁寧に説明していて、幅広い地域が日本の取り組みを理解し、支持している」と述べた。
さらに、高市氏は「IAEAに加盟しながら事実に基づかない発信や突出した輸入規制をとっているのは中国のみだ」と述べ、中国に対し「科学的根拠に基づく行動」や「正確な情報発信」をするよう、求めた。
日本の代表団は、会場で福島のお酒をふるまうレセプションも開催。高市氏は記者団に「幅広い支持が得られていると感じた。個別の会談でもそういう感触を得たし、演説で日本を批判したのは中国だけであることからみても理解は広がっていると思う」と述べた。
高市氏が、英語で、中国を強く批判したことに、SNSでは称賛する声が多くあがった。
《高市早苗氏、強すぎる!登壇して中国とバチバチの火花、科学に基づく反論を展開》
《英語ですかさず中国に反論。明確な姿勢は国際世論にも支持されるでしょう!》
《ちゃんと日本の言い分を堂々と臆することなく主張してくれた高市さんを支持します》
一方で、SNSにはこんな声も。
《高市大臣がきちんと中国に反論したことは評価するが、2年前の総裁選で処理水の海洋放出反対を明言したことは忘れない。ポピュリズムに流れず科学に基づく政策を進めるのか見せていただく》
2021年9月8日、自民党総裁選への立候補を表明した記者会見で、処理水放出について問われた高市氏は、「処理水の放出(方針決定)は大変驚いた」とし、2015年に政府が福島県漁連に「関係者の理解なしに、いかなる処分もおこなわない」と約束した文書の出し主が自分だと明かした。
当時、経産相が海外出張だったため、総務相だった高市氏が一時的に代理したという。「私の名前が使われているのもあって非常に強い責任を感じている」としたうえで、「日本全体に風評被害を広げてしまう可能性がある。リスクがある限り、私であれば放出の決断はしない」と明言していた。
その一方、出馬会見では「福島第1原子力発電所事故によります風評被害の払拭。これを急がなければなりません」とも発言している。
今回の中国への猛反論は、「外交の強化」ということか。「核汚染水」と理不尽な主張を続ける中国に対し、高市氏には毅然とした態度を続けてほしいものだ。
ヤフーニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5deb0f79c46f5f74987b8c7d903501eeae25945