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ACL・グループH第1節 初出場の甲府が勝ち点1獲得スタート 開幕節でメルボルン・シティに0-0ドロー
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24の東地区が9月20日に開幕節の第2日を迎え、ヴァンフォーレ甲府が敵地でメルボルン・シティと対戦し、0-0の引き分けで勝ち点を手にした。
甲府はJ2所属ながら昨季に天皇杯を優勝してクラブ初の出場権を勝ち獲った。往路は約25時間の移動という厳しい環境でスタメンもリーグ戦から大きく入れ替え、ベンチ入り含め最大23人が登録可能なところを20人での遠征になった。一方のメルボルンは昨季に国内リーグを優勝してACLの舞台に立った。しかし浦和レッズに所属経験のあるFWアンドリュー・ナバウトと、ドイツなどでプレー経験を持つMFマシュー・レッキーはいずれも負傷によりこのゲームを欠場した。
相手ボールの時間が少し長いスタートになった甲府だが、ボールを奪ったところからの素早い攻撃でペナルティーエリア内まで進出する場面も作っていった。前半15分にはスルーパスに抜け出したFW松本孝平がGKと1対1になるも、シュートはGKにセーブされてしまった。
その後もゲームを上手く運んでいった甲府は前半38分、ゴール正面からやや左の位置でフリーキックを獲得。MF佐藤和弘が右足で狙ったキックはGKが一歩も動けない絶妙なコースに飛んだものの、クロスバーに当たって下に落ちてゴールならず。先制点こそ奪えなかったが、いい形で前半を進めて0-0のままハーフタイムを迎えた。
後半も前半同様に効率的なゲームを進める甲府は後半13分、敵陣でのパスワークからMF鳥海芳樹が際どいシュートを放つも相手GKが再びファインセーブ。直後に甲府は切り札のFWピーター・ウタカをピッチに送り込んだ。一方のメルボルンも後半途中で3バックに変化する攻撃を増やし、甲府のゾーンディフェンスにはズレが生まれるようになってペナルティーエリア内まで入り込まれる場面が生まれるようになった。
後半のなかばからは苦戦したゲームになったものの、甲府はこのまま無失点で乗り切り0-0の引き分け。クラブ史上で初のACLは、アウェーの開幕戦で勝ち点1を獲得する滑り出しになった。今後は同組のブリーラム(タイ)、浙江FC(中国)と対戦する。
https://news.yahoo.co.jp/articles/610b30153a77c88222f2ec1e5bfb4b0affdf41e9