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【K論理】 韓国野党のドンが駆け込んだ「断食専門病院」すべて指示通り 反政権ピエロのさもしい計算
「断食患者の回復治療を得意とする医者がそろった病院」まであるとは驚きだ。
「韓国野党のドン」である李在明(イ・ジェミョン)氏(ともに民主党代表)は断食19日目にして意識が薄れ、血糖値が低下して、その病院に入った。どうやら、意識がしっかりしているときに、
「危なくなったら、あの病院に…そして、こう言え」と指示していたのだろう。〝反政権ピエロ〟のさもしい計算が見えてくる。
民主党議員らの発言を信じれば、李氏は19日朝、意識が薄れて「危ない状態」になった。
救急車は国会近くにある聖母病院に運んだ。有名な病院だ。
が、そこで応急治療を受けると、ソウル市でもはずれの方にある「緑色病院」に転院された。
韓国メディアによると、設立当初から「左翼系」の病院であり、断食闘争をした労組員が担ぎ込まれるのは、ほとんどがこの病院だという。断食患者の治療に慣れた医者がそろっているそうだ。
しかも、現在の院長と李氏は「昔からのつながり」がある(毎日経済新聞9月18日)という。
民主党議員は最初に担ぎ込まれた病院の前で語った。
「最低限の輸液の点滴を受けるだけで、断食は継続する」と。
これも、「入院したら、そう言え」と指示されていたのだろう。
栄養液の点滴を受けながら「断食続行中です」とは、日本人から見ると〝笑い話〟だ。
しかし、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領もそうだった。
「口から食べなければ断食続行中だ」というのが〝K論理〟であるらしい。
だが、「昔からのつながり」がある病院なら、本当に食べていないのかどうかも分かるまい。
民主党は、大統領が電話をしてくるか、大統領の特使が断食テントに来て
「どうかやめてください」と懇請する場面があると期待していたらしい。
それなら、「大統領に頭を下げさせた政治家だ」と強弁して、断食を中止する大義名分になる。が、電話もないし、特使も来ない。
同党の重鎮は「物乞いをするわけではないが、政権の態度は無礼だ」と怒った。
これに対して大統領府高官は「だれか、断食してくれと言ったのですか」と、痛いところを突いた。
お前が勝手にしていることではないか―ということだ。そこまで言われたら、疑獄事件での逮捕(=韓国検察は18日、北朝鮮へ巨額の不正送金をさせるなどしたとして背任などの疑いで、李氏の逮捕状を請求した)を逃れるためにも、もう「危ない状態」と病院に逃げ込むしかなかったのだろう。
この断食により、民主党の中の非主流派は、支持層の同情論を気にして、「李在明批判」の声を出さなくなった。
それが断食の唯一の得点と、中立系のメディアまで指摘している。
そんなレベルの政党、その支持者たちなら、「科学より怪談」を信じて「フクシマが…」と叫び続けるのも理解できるというものだ。
(ジャーナリスト 室谷克実)
2023.9/21 06:30 夕刊フジ
https://www.zakzak.co.jp/article/20230921-UYCLMBF5OZPZTOMVFCXIXT7QUE/