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大相撲秋場所 熱海富士「静岡出身Vの頂」見えた 伯桜鵬に続く21世紀生まれ旋風! 浅香山審判長は期待
■大相撲秋場所 9日目=18日、両国国技館
2場所連続で21世紀生まれの若手が土俵をかき回している。東前頭15枚目の熱海富士(21)=伊勢ケ浜=が、東前頭10枚目の金峰山(26)=木瀬=を寄り切りで破り幕内初の勝ち越し。「新入幕はボロボロだったので、本当にうれしい。前に出られているけど、まだまだ足りないところがあるので頑張りたい」と目を細めた。
昨年九州場所で新入幕も4勝に終わり1場所で十両に逆戻り。名古屋場所11勝で十両優勝した勢いは、5場所ぶりの再入幕でも続いている。今場所は上位陣が崩れ、1敗は東前頭7枚目の高安(33)と並びトップ。2敗も西前頭16枚目の剣翔(32)=追手風=だけで、再入幕Vの大チャンス到来だ。
名古屋場所では当時19歳だった伯桜鵬(20)が新入幕優勝にあと一歩の旋風を起こしたが、熱海富士も今月3日に21歳になったばかり。浅香山審判長(元大関魁皇)は「攻めが早い。これが続けば結果が出る。若い人が元気な相撲を取れば盛り上がるし(伯桜鵬に)続いてほしい」と期待する。
目標の勝ち越しをクリアした熱海富士は「毎日頑張って全部勝てればいい」と貪欲に挑む。優勝すれば貴花田(19歳5カ月)、大鵬(20歳5カ月)、北の湖(20歳8カ月)に次ぐ史上4位の年少記録。いまだ優勝力士を輩出していない11府県の一角、静岡出身初Vの期待も懸かる。 (塚沢健太郎)
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