【ハンギョレ新聞】大小便をすると便器が病気を診断する…韓国人科学者、イグノーベル賞受賞

【ハンギョレ新聞】大小便をすると便器が病気を診断する…韓国人科学者、イグノーベル賞受賞

【ハンギョレ新聞】大小便をすると便器が病気を診断する…韓国人科学者、イグノーベル賞受賞

1: 昆虫図鑑 ★ 2023/09/16(土) 08:29:43.55 ID:LGne8uj6
米スタンフォード大学医学部のパク・スンミン博士が開発

 毎年ノーベル賞に先立ち発表されるイグノーベル賞の今年の受賞者に、スマート便器を開発した韓国人科学者のパク・スンミン博士(米国スタンフォード大学泌尿器医学科)を含む10人の科学者が選ばれた。

 イグノーベル賞は、米国のハーバード大学の科学雑誌「風変わりな研究の年報」(Annals of Improbable Research:AIR)が、科学に対する大衆の関心を呼び起こすため、1991年に創設した賞で、今年で33回目をむかえた。常識を超える奇抜でおもしろい発想に基づきながらも意義のある研究や業績を対象に、毎年10月のノーベル賞受賞者の発表に先駆け賞を授与する。

 公衆衛生学賞を受賞したパク博士のスマート便器は、体から出る排泄物を即座に見て健康状態を分析し、伝染病の感染の有無を判別する一種の医療診断機器だ。2020年に科学誌「ネイチャー・バイオメディカル・エンジニアリング」で発表されたこの便器は、内蔵されたカメラやセンサーや診断検査紙などを通して、大小便の色や量などの状態を分析し、健康状態や病気を診断する。

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 化学地質学賞は、公式の地質時代に人類の時代を追加する研究作業を行っている「人新世ワーキンググループ」(AWG)の責任者である英国レスター大学のヤン・ザラシェビチ教授(地質学)が受賞した。

 ザラシェビチ教授は、「科学者はなぜ岩をなめるのか」と題した研究を通じて、岩石の鉱物粒子は乾燥した表面よりぬれた表面のほうがよく識別できるため、古生物学者はしばしば直接岩を舌でなめると説明した。

 文学賞は、見慣れたものを見慣れないものとして認識するジャメビュ現象を研究したセントルイス大学のアキラ・オコナー教授(神経科学)に贈られた。「ジャメビュ」は、見慣れないものを見慣れたものと錯覚する「デジャビュ」の反対の概念だ。オコナー教授らは実験を通じて、特定の単語を繰り返し言い続けると、その単語が聞き慣れないように聞こえるジャメビュ現象が起きることを確認した。

 医学賞は、鼻の中に毛はどれだけ多くあるのか、両側の鼻の穴には同数の毛があるのかを確認するため、直接死体の鼻の中を調べた研究(カリフォルニア大学アーバイン校)に贈られた。研究チームは「解剖学の教科書にはそうした情報がなかったため、直接調べてみることにした」と研究の背景を説明した。直接数えた結果、鼻毛の平均本数は、左側が120本、右側が122本だった。

 機械工学賞は、死んだクモの脚を利用して物を持ち上げるピンセットのような道具を開発した米国ライス大学の研究チームが獲得した。

 研究チームは、死んだクモの脚に空気を入れたり抜いたりする手法で、脚を曲げたり伸ばしたりすることが可能なことを発見し、これを利用してクモの脚を利用したピンセットを作った。

■塩味を強める箸とストロー

 栄養賞は日本の科学者らに与えられた。研究チームは、電気が流れる箸とストローで舌を刺激すれば、食べ物の塩味を高めることが可能なことを示した。

 他には、コミュニケーション賞は、文章を逆に話す人たちの神経認知的な特徴を分析することで、人間の学習方法についての理解度を高めた研究に、教育賞は、教師と学生の退屈さが互いに影響を及ぼす現象についての研究に、心理学賞は、都市の道路において、1人が上を見つめている場合、どれほど多くの人が歩みを止めて一緒に上を見るようになるのかを実験した研究に、物理学賞は、産卵のために集まったイワシの群れの性行動が、海に小さなうず巻きを作る可能性があることを明らかにした研究に、それぞれ贈られた。

 イグノーベル賞は「偽のノーベル賞」と呼ばれているが、14日に開かれた授賞式では、実際のノーベル賞受賞者が直接賞を授与した。イグノーベル賞の受賞者には、10兆ドルの偽ジンバブエ紙幣が贈られた。

クァク・ノピル先任記者

ハンギョレ新聞
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/47855.html


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