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《危険を感じたらその場から引き返すことも考えてほしい》阪神タイガースが「アレ」しても 群集事故に気をつけて!
目前に迫った阪神タイガース18年ぶりの「アレ」。
大阪 ミナミの道頓堀には、多くの人が集まることが予想されています。
過去には、道頓堀川に5000人以上のファンが飛び込む騒ぎも。
「アレ」を前に地元は盛り上がっていますが、人が密集すれば去年、韓国 ソウルで起きたような群集事故につながるおそれもあるとして、専門家が注意を呼びかけています。
盛り上がる道頓堀 騒動も
阪神が優勝するときまって多くの人が集まるのが、大阪の道頓堀。
これまでにさまざまな騒動が起きています。
このうち、1985年(昭和60年)のリーグ優勝の際には、熱狂的なファンがファストフード店に設置されていた「カーネル・サンダース人形」を胴上げし、道頓堀川に投げ込みました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230912/K10014193141_2309121752_0912203205_01_03.jpg
2009年に見つかったカーネル・サンダースの人形
人形は当時3冠王を獲得したバースさんによく似ているとされていました。
(その後、阪神は低迷し「カーネル・サンダースの呪い」とも言われたが、人形は2009年、24年ぶりに発見された)
大阪市によりますと、道頓堀川にファンが飛び込んだのもこの時が始まりとされているということです。
それから18年後、2003年のリーグ優勝時には、道頓堀の戎橋に多くのファンが詰めかけておよそ5300人が道頓堀川に飛び込む騒ぎに。
男性1人が死亡したほか、複数のけが人も出ました。
そして前回・2005年のリーグ優勝の時は、戎橋周辺の通行を規制するなどの対策が取られ、川に飛び込む人は大幅に減りました。
しかし、警察によりますと、周辺は一時、身動きが取れないほど混雑し、酒に酔った若者たちが近くの御堂筋の車道に飛び出したり、車の屋根にのぼったりしたということです。
群集の行動や事故に詳しい大阪工業大学の吉村英祐 特任教授は、この時偶然、道頓堀の近くにいたということで、当時の混雑の様子を撮影していました。
吉村さんは次のように振り返ります。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230912/k10014193141000.html