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ライルズは正しかった? バスケW杯、米国衝撃の敗戦で“NBA揶揄発言”に「信憑性与えた」「間違った議論だ」と再び賛否両論!
「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は9月8日、準決勝が行なわれ、ドイツがアメリカを113-111で撃破。出場7回目で初の決勝進出を果たした。
一進一退の攻防は前半をアメリカが60-59とリードして折り返した。しかし第3クォーター早々に逆転したドイツは、エースのデニス・シュルーダーらの活躍でアメリカを94-84と引き離す。最終クォーターはアメリカの追撃に遭うものの、最終盤にアンドレアス・オブストの3ポイント、シュルーダーのシュートが決まり、NBA軍団からの金星を引き寄せた。
ドイツの勝利には世界中が驚愕。SNS上には「おめでとうドイツ!」「よくやった」「ドイツの素晴らしいパフォーマンス!素晴らしいゲームだ」とドイツを称えるコメントが並ぶ一方、「アメリカチームは最悪だった!NBAの最高のプレーヤーのほとんどは海外出身者であり、それは事実だ!」「アメリカはワールドカップでスキルを披露するために来たようだ」「アメリカはより優秀で経験豊富な選手がいなかった」などとアメリカの敗戦を嘆く声も溢れている。
そんななか、アメリカ大手メディア『ESPN』の人気スポーツ論評番組「First Take」において、著名なコメンテーターであるスティーブン・A・スミス氏が今回のアメリカの敗戦を受けて、「ノア・ライルズの発言に信憑性を与えている。NBAとワールドカップのチャンピオンは同じではない。国際競争は異なっており、アメリカは暴露された」と発言。米国のファン・フォロワーからは様々な意見が飛び交っている。
事の発端は先月、ハンガリー・ブダペストで行なわれた世界陸上の男子100メートルで金メダルを獲得したノア・ライルズの優勝会見だ。ライルズはその場で「私が最も傷つくのは、NBAファイナルを見なければならないことだ。彼らの頭には“ワールドチャンピオンシップ”とつく。何の世界チャンピオンなんだ?米国のリーグじゃないのか?米国は大好きだけど、世界じゃないはずだ」と皮肉交じりに発言。これに多くの賛否両論のコメントが殺到したのだ。
アメリカの敗戦後、SNSユーザーの間でもこの発言を引用して「ライルズは鋭い」「正しい指摘だった」「何の世界チャンピオンだっけ?」などとライルズを擁護するコメントが多数寄せられる一方、「トップ選手が出ていない中で評価するのはフェアじゃない」「間違った議論だ」「今回のチームはサードチームだ」などと反発する声も多く見られた。
バスケットボール大国のアメリカだけに議論は尽きないようだ。