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【野球】日7-1韓 「屈辱大敗」より深刻な韓国での〝無関心〟【U―18W杯】
馬淵采配がズバリ的中した。4回無失点と好投したエース・前田に応えるべく、打線が序盤から奮起。両チーム無得点のまま迎えた2回に相手守備のミスも絡み一死二、三塁とこの日最初のチャンスを作ると、7番・知花が前進守備を敷いていた左翼手の頭上を越える走者一掃の適時三塁打をマークした。なおも一死三塁で尾形の内野ゴロの間にさらに1点を追加し、この回一挙3点をもぎ取った。
その後も得点を重ねて大量リードを奪った日本。そのまま先行逃げ切りで勝利を決めた馬淵監督は「理想的な勝ち方。打線もだんだんつながり出したというかね。ここからのスーパーラウンドを思い切ってみんなが打ってくれれば最高」と述べ、確かな手応えをつかんだ。
歓喜に沸く日本とは対照的にボロボロの大敗を喫した韓国国内からは悲痛な声も漏れ聞こえた。ある韓国メディアの記者は、自国球界の〝惨状〟をこう明かす。
「ご存じの通り、韓国の野球のレベルは年々低下してきてしまっています。今春のWBCで屈辱的な予選敗退を喫してから国内の野球ファンたちの野球熱が冷めてきた、という見方さえある。WBCの時には冷静なファンたちが『負けるべくして負けたから驚きはない』、『この体制で勝てるほど甘くない』と口々にぼやいていたほどでしたから…。おそらくファンからすれば(日本と)戦う前から『白旗ムード』だったかもしれません」
実際にネット上でも「温度差」がはっきりと表れた。韓国大手ネット掲示板では、日韓戦が行われているにもかかわらず関連するスレッドはゼロ。今春のWBCの際には韓国代表の発奮を促すだけでなく、ライバル国の日本代表の試合に関連するスレッドまでも乱立しまくっていたが…。この日のU―18日韓戦に対しては韓国国内でほぼスルーされ、そうした熱狂的な反応は全く見られなかった。世代を超えて余りにも弱過ぎる自国の野球代表に韓国国民も、いよいよ愛想を尽かしつつあるようだ。
当然ながら日本と韓国では今大会に向けた熱量や見解に相違はあるものの、さまざまな歴史がある日韓戦でここまでの静寂ぶりは明らかに異様な光景だ。因縁深い日本を相手に屈辱の敗戦を喫したこと以上に深刻な問題が、韓国球界には蔓延している。
東スポWEB
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d5c947dfbbf9bc1f5ad1094ef83db33a1135aa3