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楽天・田中将 甲子園の慶応の応援について語る 相手は早実「僕らもそうでした。俺らヒールだなって」
2023年9月5日 21:44
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/09/05/kiji/20230905s00001173561000c.html
楽天の田中将大投手(34)が5日までに自身の公式Youtubeチャンネルを更新し、8月23日に甲子園で行われた全国高校野球選手権大会決勝で仙台育英(宮城)を下し、107年ぶり2度目の優勝を飾った慶応(神奈川)慶応の応援が、世間で物議を醸していた件について自身の思いを語った。
田中将は「僕らもそうでした。2006年」と、夏の甲子園連覇を狙い決勝に進んだ仙台育英(宮城)と同じだったと語った。田中が高校3年の時は、所属する駒大苫小牧が夏の甲子園3連覇を狙う立場。決勝の相手は、「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹を擁した早実だった。田中は「早稲田実業への応援がすごくて…」と振り返った。
田中将が1年の2004年は、夏の甲子園で東北以北の高校として初優勝を果たした。田中はベンチ入りはしていなかったが「逆に球場全体からすごい応援されているなと感じました」と語り、連覇を果たした2年の時の決勝では、相手は京都外大西と関西の高校だったため「声援は京都外大西の方が大きかった」としながらも「でも僕たちも応援されているなって感じがすごくしました」と語った。
だが、3年時には「球場全体がほとんどが…。もちろん僕たちのことを応援してくれた方もたくさんいらっしゃいましたけど、球場の雰囲気は早稲田実業の応援が大半だったんで。すごく俺らヒールだな、悪者みたいだなって当時感じていました」と心中を明かした。
06年8月20日に行われた決勝は、駒大苫小牧・田中将、早実・斎藤との投げ合いで延長15回1―1引き分けの好勝負を演じた。翌21日の再試合は3―4で惜敗した。田中は「今回決勝を見て、その時の感情を正直思い出しました。個人の意見としては、いろんないい経験にできるように、年月が経てばあんなこともあったな、こんなこともあったなって思える日が来ると思うんで、それをやっぱり良い経験だったなと思えるように今後生かしてほしいな、と思います」と語った。