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不祥事処分の西武・山川穂高が国内FA権取得へ 故障者特例措置「加算されます」渡辺GM認識示す
西武山川穂高内野手(31)が今オフに国内FA(フリーエージェント)権を取得する見込みであることが5日、分かった。
山川は同権取得までの1軍登録日数が「残り17日」となっている。4日、自らの不祥事の処分として「公式試合の無期限出場停止」が球団内で発表された。これにより今季中の1、2軍の公式戦に出場する可能性は限りなく低くなった。
一方でFA権には「故障者特例措置制度」が存在している。一定の基準を満たした場合、故障による登録抹消中の期間の一部が1軍登録日数として加算される制度。
西武の渡辺久信GM(58)はこの日、オリックス戦(ほっともっと)の試合前に「(山川の4月の抹消期間は)加算されます」と球団としての認識を明言した。
山川は今年4月10日、右ふくらはぎの強い張りで登録を抹消された。その後、4月27日の2軍のイースタン・ロッテ戦(ロッテ浦和)で実戦に復帰している。この期間分が「残り17日」が充当される。球団はこれを特例対象期間としてNPBに申請する方針。正式認可されれば、シーズンオフに全FA有資格選手が公示される際、「山川穂高」の名が連なることになる。
◆故障者特例措置制度 前年の1軍登録日数145日以上を満たした選手が、2月1日から11月30日まで発生したグラウンド上での故障やケガで登録抹消された場合、登録抹消日から2軍公式戦に出場するまでの日数を、1軍登録日数として加算する制度。昨季は広島安部がこの制度によって国内FA権を取得した。
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