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阪神18年ぶりアレへ大阪府警1300人厳戒警備態勢 03年V時は道頓堀川に1000人以上飛び込み
https://www.daily.co.jp/tigers/2023/09/05/0016776461.shtml
大阪府警が、阪神が今月中にリーグ優勝することを想定し、優勝当日は大阪市内の繁華街を中心に約1300人の警備体制を敷く計画を立てていることが4日、分かった。過去の優勝時には大阪市中央区にある道頓堀川に人が飛び込むなどした事例があり、18年ぶりのVとなれば周辺が混乱地帯となる可能性が高い。これまでの事例も踏まえて厳戒態勢で臨む方針を示した。
18年ぶりのVの足音は大阪府警も無関係ではいられない。過去をさかのぼれば、阪神優勝に伴う街の大混乱は必至。“アレ厳戒態勢”を入念に敷き、万が一の事態に備える。
現在、首位の阪神は2位・広島に7・5ゲーム差をつけており、優勝マジック「15」が点灯。最短で13日にリーグ制覇が決まる状況となっている。
虎党歓喜の瞬間が刻一刻と迫ってきている中、大阪府警・警備第1課が本紙の取材に応じた。Xデーに向けて警備計画は着々と練られており、大阪府内の繁華街である梅田や難波といったキタとミナミ地区を中心に約1300人の警備体制で臨む方針を明かした。
過去、阪神の優勝時にはさまざまなトラブルが発生している。日本一を達成した1985年は道頓堀川に「カーネル・サンダース人形」が投げ込まれた。2003年のリーグ優勝時には約2000人の警備体制で目を光らせたが、戎橋から1000人以上が川に飛び込んだ。暴行、公務執行妨害、公然わいせつ、器物損壊などの事案も多数発生。同課は「危険行為の未然防止を徹底する」と過去の事例を踏まえた上で対策を練っている。
優勝決定時には各所で多くの人が集まることも想定される。2021年10月のハロウィーン時期に韓国・ソウルの梨泰院で群衆雪崩が発生し、150人以上が命を落とす大惨事があった。同課は「人が密集したら、梨泰院のような大きな事故が起こりかねない」と危惧。雑踏警備にも力を入れていくという。
悲劇やトラブルを繰り返さないためにも「悪質な行為に対しては法で処罰します」と毅然(きぜん)とした姿勢を強調。
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