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松原氏は「中国があれほど危険を煽るのが、科学的だとは全然思わないです」と前置きした上で、次のような説明を展開し、日本政府の対応を批判してみせたのだった。
「普通の原発が海に流しているものと処理水は、全く違う水なわけですね。普通の原発が流すものはトリチウムだけが入ってる。今の処理水は燃料デブリに直接当たってるので、トリチウムだけじゃなくてセシウムとかストロンチウムとか、いろんな放射性物質が入ってるわけです。日本政府はそっちに意識が行かないように『トリチウム、トリチウム』というふうにもっていくようにも見えるわけです。ほかの放射性物質についても、安全なら『安全だ』と積極的に説明してデータを開示することが、信頼につながるんだろうと思います」
詳細なデータの開示も求めた形だが、この発言を報じたデイリースポーツは、松原氏の発言の誤りをズバッと訂正。
〈なお、東京電力が公開している処理水についてのサイトでは「ALPS処理水の海洋放出を行う際には、トリチウム以外の放射性物質の濃度が国の基準を満たすまで再浄化処理(二次処理)を行い、トリチウムの規制基準を十分に満たすよう海水で希釈します」と他の放射性物質について説明している〉
ジャーナリストの門田隆将氏はX(旧Twitter)」で、松原氏を痛烈に批判した。
〈薄めて流す事がダメなら『その根拠と数字を出す』のが報道と論評の基本。サンモニと松原耕二氏は風評加害者としての一線を越えた。これを許すならBPO(放送倫理・番組向上機構)は日本に存在する意味がなくなる〉
(略)
2023年9月4日 17:58
Asagei+
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