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百田新党への期待と注文 門田隆将氏、島田洋一、荻原博子氏が語る 「対中姿勢」「突破力」「国政政党」
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「歴史の必然と言ったら大げさかもしれないが、日本は岸田文雄政権の『移民政策』『LGBT法』『増税路線』『対中国の弱腰な姿勢』などで危機的状況にある。日本の崩壊が目の前に迫るなか、『このままでは駄目になる』と声を上げてくれたのが百田新党だ。期待している」
ジャーナリストの門田隆将氏はこう語った。
特に、対中姿勢が重要だ。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を、中国は「核汚染水」などと抗議している。
「あの理不尽さは、岸田政権が『わが国はIAEA(国際原子力機関)の厳格な検査を受けている』と毅然(きぜん)とした態度を取らないからだ。百田新党には中国への強烈な姿勢を貫いてほしい。自民党には保守・現実派の議員もいる。百田新党は議席獲得のうえで、高市早苗経済安全保障相のような政治家への支持も打ち出してほしい」
百田氏と有本氏の突破力に期待する声もある。
福井県立大学の島田洋一名誉教授は「既存政党、特に左派野党が揚げ足取りの批判に終始するなか、百田新党には日本再生のために『異次元の攻め』を見せてほしい。批判的なメディアは百田氏の失言などを攻撃してくるだろうが、弁解よりも一段上の『強烈な正論』を浴びせて、ニュース価値を〝上書き〟すればいい。本格保守政党になることを期待している。中国共産党を崩壊に追い込んでほしい」と語った。
保守政党の枠を超えて、国民政党を期待する声もある。
経済ジャーナリストの荻原博子氏は「岸田政権は、ガソリン価格の高騰も『小手先の補助金』でごまかそうとするなど、庶民の生活をバカにしている。岸田政権への怒りは右も左も関係ない。百田氏は度量が大きい。保守だけでなく、皆を引き入れて国民政党にしてはどうか。百田新党は、具体的な新党像がまだ見えない。かつての新党には期待を裏切った政党もある。支持者の期待を背負って、清廉な政治を行ってほしい」と語った。
夕刊フジ
https://www.zakzak.co.jp/article/20230903-MWCI5SMKGRNTPILYGD7GUZWFGE/