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【韓国】 植民宗主国の義理?台湾防御に出る日本~親日台湾は韓国の常識ではちょっと理解できない国
▲スガ・ヨシヒデ日本総理が衆議院予算委員会に出席している。(c) AFP=ニュース1 (c) News1ウ・ドンミョン記者
近現代史で韓国と台湾の共通点があるとすれば、一時、日本の植民支配を受けた点だ。ところが韓国は反日感情が非常に強いのに比べ台湾は反日感情が殆どない。むしろ日本を崇拝する「スンイル(崇日)」感情があるほどだ。台湾の近代化に日本が大きく寄与したという理由からだ。
したがって国際経済の舞台で日本と台湾は最高の相性を見せている。国際経済界で台湾が日本と連合し韓国企業の後頭部を打つことがたびたび発生するほどだ。台湾は私たちの常識ではちょっと理解できない部分のある国である。
一時、植民宗主国の義理だろうか?そのような台湾の保護に日本が乗り出している。日本はもし中国が台湾を侵略するなら、これに対抗して台湾を保護するという内心を隠さない。
日本防衛省は去る5月、来る7月の閣議に報告予定の2021年度防衛白書草案に「台湾情勢の安定は我が国の安全保障および国際社会安定に重要」という内容を明記したことでも分かる。有事の際、台湾問題に介入できる端緒をもうけたものだ。
日本が台湾問題に気を遣うのは日本の沖縄と台湾の距離が110キロしかないほど近く、もし中国が台湾を收復(取り返すこと)すれば日本の安保に深刻な影響を及ぼしかねないからだ。特に沖縄は現在、米軍が駐留しており、米軍と中国軍が110キロを間に置いて対立する状況が起きる可能性もある。
このような実質的な安保脅威以外にも中国の浮上が一時、侵略戦争を起こしてアジアの覇権を占めようとした日本にはうれしいはずがない。
アジアの覇権が中国に傾く場合、日本の存在感はより一層弱くなる。そのため、中国の浮上を最も警戒している国の一つが日本だ。世界の覇権をめぐり戦っている米国も中国の浮上を抑制しなければならない。米国と日本の関心事がぴったり一致する。
米国は当然、日本が台湾有事の際に台湾防衛戦線に参加すると見ている。中華圏の有力英字紙である香港のサウスチャイナモーニングポストによればドナルド・トランプのホワイトハウス最後の国家安保会議(NSC)副補佐官を経験したマット・ポッティンジャーは最近開かれた「保守的現実主義と米日関係に関する国家安保セミナー」で「日本軍には『台湾防衛は日本の防衛』という言葉がある。私は日本がこれに伴い、行動すると思う」と話した。
その席にはポッティンジャーと一緒にトランプ ホワイトハウスでNSC補佐官だったロバート・オブライエンをはじめマイク・ポンペオ前国務長官などが同席したと分かった。ポッティンジャーは日本が先に中国包囲戦略として今のクアッド(Quad)を提案した事実を想起させた。
米国は中国が台湾を侵略した場合、日本は当然、米国と一緒にするものと見ているわけだ。米中覇権戦争が激しくなり台湾が両国覇権戦争の最前線に浮上している。このような状況で日本ははっきりと米国側に立っている。
ニュース1(韓国語)
https://www.news1.kr/articles/?4327318