【朝鮮日報】台湾のワクチン不足が中・日の外交戦に飛び火 日本と台湾は蜜月と言っていいほどの関係…

【朝鮮日報】台湾のワクチン不足が中・日の外交戦に飛び火 日本と台湾は蜜月と言っていいほどの関係…

【朝鮮日報】台湾のワクチン不足が中・日の外交戦に飛び火 日本と台湾は蜜月と言っていいほどの関係…

1: 右大臣・大ちゃん之弼  2021/06/02(水) 19:50:37.43 ID:CAP_USER
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中国、日本の台湾ワクチン支援計画に「ワクチンで政治的利益追求するな」

   5月中旬以降、台湾で新型コロナウイルス感染症が急速に拡大している中、台湾へのワクチン供給問題が中国と台湾、中国と日本の外交戦に飛び火している。ワクチン早期確保に失敗した台湾政府は、内外に振り回されている形だ。

 日本の茂木敏充外相は先月28日の記者会見で、台湾に新型コロナワクチンを提供する意思があることを明らかにした。自民党の佐藤正久参議院議員も同日、「台湾も、我々が必要とした時にマスクを200万枚送ってくれた」と台湾へのワクチン提供を促した。日本は自国で供給することにしていた英アストラゼネカ製ワクチンを台湾に送る案を推進している。日本政府は副反応の懸念から同ワクチンの接種を中止したが、台湾では接種している。台湾政府は「干ばつに降る恵みの雨」と歓迎している。

 今年になってから日本と台湾は蜜月と言っていいほどの関係にある。中国の反発にもかかわらず、日本は4月の米国との首脳会談や、5月の欧州連合(EU)との首脳会談で台湾問題を次々取り上げた。米中が半導体戦争を宣言した中、日本政府は世界最大の半導体ファウンドリ(受託生産企業)である台湾TSMCに約2000億ウォン(約190億円)を支援したほか、日本国内におけるTSMCの研究開発拠点作りも後押しすることにした。そこへ、ワクチン不足で困っている台湾にワクチンを提供し、日台関係を一層強化するということだ。中・日関係を取材しているある日本のジャーナリストは「台湾を失えば日本が直接、中国の圧力を受けることになるという危機感が大きい」と話した。

 中国は不快感をあらわにしている。中国外務省の汪文斌副報道局長は31日の記者会見で、台湾にワクチン支援を検討しているという日本政府の考えに関して質問を受けた際、「日本は自国のワクチン供給も保障できずにいる」「ワクチン支援が政治的利益を図る道具に成り下がってはならない」と述べた。これについて、日本の時事通信は「日台接近に警戒感を示した形だ」と伝えた。中国と日本は今年に入ってクワッド(米国・日本・インド・オーストラリアの安全保障協力)、福島原発の汚染水放水、尖閣諸島(中国名:釣魚島)近隣の中国による海上偵察といった問題をめぐり、連日衝突している。

 台湾のワクチンの問題は、中台関係という面でも注目されている。台湾の新型コロナ感染状況が悪化すや、中国はワクチンを提供するという意思を数回発表したものの、台湾の民主進歩党政権は「中国の統一戦線戦術」だとして拒絶している。それでも中国中央政府だけでなく、台湾に近い中国の地方政府や医療団体までもがワクチン・医療品を支援すると名乗りを上げている。

 台湾の野党・中国国民党(国民党)も中国の提案に応じている。同党所属の地方自治体長が中国製ワクチン購入を要求しており、同党傘下組織「孫文学校」も中国からワクチンを導入するという意向を明らかにした。中国はこうした国民党の要求を取り上げて、あらためて台湾に中国製ワクチンを受け入れるように呼びかけている。こうした状況から、新たな「国共合作」が始まったという声もある。国民党は1937年から1945年まで、日本の侵略に共同で対抗するという名分で中国共産党と協力関係を結んだが、日本の敗戦後に行われた内戦で共産党に敗れ、1949年に台湾に移った。

 台湾政府は、米モデルナ製ワクチンなどを8月までに1000万回分導入すると発表したが、当面確保できているワクチンが不十分で、中国や野党の攻勢に苦しめられそうだ。ワクチン導入をめぐる台湾内部の確執も続きそうな様子だ。元台湾大学病院長の李源徳氏は1日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の自身のアカウントに、中国製ワクチンを導入しようという人々に関して、「旗を振って大声で叫びながら敵の碁石役をする人に憤りを感じる」と書いた。

北京=パク・スチャン特派員

朝鮮日報 記事入力 : 2021/06/02 08:31
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/02/2021060280003.html


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