高校男子バスケ強豪校のベテラン顧問が部員に暴力・暴言…　顧問から解任

　私立金沢高校（金沢市）の男子バスケットボール部顧問の男性教諭（５２）が部員に対し、暴力や暴言を繰り返していたことが２４日、同校への取材でわかった。同校は教諭を２３日付で顧問から解任し、謹慎処分も検討している。同部は全国高校選手権で２０２１年は８強、２２年は１６強入りしている。

　同校によると、教諭は少なくとも部員４人に対し、２１年春頃から今年７月にかけて、同校の体育館などで腹部を殴ったり、ペットボトルを投げつけたりしていた。日常的に「＊」「あほ、カス」「お前の性格が嫌いだ」などの暴言も吐いていたという。

　今年７月、匿名の情報提供があり、同校は、部員や保護者へのアンケート調査や、教諭への聞き取りを実施。教諭は「精神的に強くするため、鍛えたいという気持ちでやった」と話しているという。教諭は２７年間同部を指導してきた。

　同校は２６日、保護者会を開き、経緯を説明するとともに謝罪する。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230824-OYT1T50432/