世界陸上で事故、飯塚翔太ら選手を乗せたゴルフカートが衝突…ジャマイカ選手が抗議で決勝進出

　【ブダペスト＝田上幸広】陸上の世界選手権ブダペスト大会で２４日、サブトラックからスタジアムに向かう選手を乗せたゴルフカートが、別のカートと衝突する事故が起こった。

　男子２００メートル準決勝１組に出場する飯塚翔太（ミズノ）、１００メートル王者のノア・ライルズ（米）らが乗っていた。１組のレースは２、３組の後に回され、目の不調を訴えたアンドリュー・ハドソン（ジャマイカ）が出走して５着に終わったものの、抗議が認められて決勝進出が決まった。

　飯塚は２０秒５４の７着で敗退した。事故について飯塚は「どちらのカートもブレーキをかけずにぶつかった。ジャマイカの選手がずっと顔を手で押さえていた」と振り返った。

　大会組織委員会は「事故原因を調査し、輸送手順を見直している」との声明を出した。

読売新聞2023/08/25 05:51
https://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20230825-OYT1T50059/