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18日(現地時間)に米国大統領の別荘があるキャンプ・デービッドで開かれた韓米日首脳会議を巡り、
外交・安全保障の専門家らは、米日同盟(1951年)、韓米同盟(1953年)という現在の北東アジアの安全保障体制の誕生以来、
70年ぶりに登場した最大の変化だと評価した。世界経済の32%を占める3カ国の首脳が毎年会って
軍事、外交から半導体供給に至るまで話し合う強力な経済・安全保障ブロックが誕生したという意味もある。
北朝鮮の核など共同の脅威に直面しており、これまで安全保障と経済においては互いに依存しつつも
戦争・植民支配の歴史などで複雑だった3カ国の関係が、新たな歴史的段階に入った。
ー中略ー
クアッド(QUAD:米日豪印)、オーカス(AUKUS:豪英米)など米国の他のインド・太平洋協力体系と比べても、
韓米日協議体の重要性は高いという指摘も出ている。
クアッドは、ロシア制裁の局面においてインドが非協力的で、海洋監視の役割にとどまっている。
オーカスは、オーストラリアに対する原子力潜水艦の技術提供後は情報共有の役割にすぎない。
キム・ヒョンウク教授は「キャンプ・デービッド会談後に稼働する韓米日チャンネルは、
今後アジア・太平洋地域で米国が望む軍事安全保障協力の中心軸になるだろう」と語った。
ただし、韓国の安全保障政策が相手の競争的対応を呼び起こすという「安保のジレンマ」に備えるべきだという指摘も出ている。
魏聖洛・元大使は「ウクライナ戦争後、強化された朝中ロの軍事協力はさらに加速するだろう」とし、
「外交・軍事を混ぜて即時に対応するロシアと、勢いを作ってどっしりと押してくる中国の共同脅威に備えなければならない」と語った。
韓国で年末の韓中日首脳会議が進められており、日本は今年下半期に中国の高官級との接触を拡大するといわれる中、
韓国もまた巧みな対中戦略を樹立しなければならないのだ。
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は今回の首脳会談を前に、ブルームバーグ通信との書面インタビューで
「拡大抑止(核の傘)に関連して、韓米日間の別途の協議についても開かれた立場を取っている」と語った。
これについて大統領室は、今回の会談の議題ではないとし、韓米日協力強化が日本との軍事同盟につながるわけではないという立場だ。
チェ・ウンミ研究委員は「韓日安全保障協力の緊密化については国民的懸念もあるだけに、国民に細かく説明する必要がある」と述べた。
パク・スチャン記者、盧錫祚(ノ・ソクチョ)記者、キム・テジュン記者
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/08/19/2023081980031.html