プロ6年目の菅沼菜々が涙のツアー初優勝 閉ざされた空間で不安感じる「広場恐怖症」抱えながら

プロ6年目の菅沼菜々が涙のツアー初優勝 閉ざされた空間で不安感じる「広場恐怖症」抱えながら

プロ6年目の菅沼菜々が涙のツアー初優勝 閉ざされた空間で不安感じる「広場恐怖症」抱えながら

1: 名無しさん@恐縮です 2023/08/13(日) 16:46:47.10 ID:ZYpAI7CI9
8/13(日) 13:44配信

優勝トロフィーを手に笑顔で写真に納まる菅沼(撮影・河田真司)

<女子ゴルフツアー:NEC軽井沢72>◇最終日◇13日◇長野・軽井沢72北C(6702ヤード、パー72)◇賞金総額1億円円(優勝1800万円)◇有観客開催

【写真】笑顔で移動する菅沼

 プロ6年目の菅沼菜々(23=あいおいニッセイ同和損保)が通算16アンダー200で並んだ神谷そら(20=郵船ロジスティクス)とのプレーオフを制して初優勝を飾った。

 2位に3打差をつけ、ツアーでは初めて最終日最終組で回った。4番でバーディー先行も、前半を終えた時点で、2位の神谷そらに1打差まで詰め寄られた。14番パー4で第2打をピン約2メートルにつけてバーディー。神谷が16番パー5でバーディーを取り、再び1打差と迫られて最終18番では並ばれたが、プレーオフ2回目で粘る神谷を振り切った。右手を思い切り突き上げ、笑顔を見せる。グリーン横にいた同期の稲見萌寧(24)と抱き合うと涙が止まらなくなった。

 「なかなか勝つことができず、本当にもう勝てないのではと悔しい思いしてきた。勝つことができてうれしい。わたしが抱える広場恐怖症。同じ病気を抱えている人に勇気を与えたい」

 万全な状態ではなかった。開幕直前に左足小指を滞在先の部屋でぶつけて負傷。内出血で腫れ上がり、プロアマ戦は欠場。単独首位に立って第2ラウンドを終えた後「日に日に良くなってきているけど、歩くのはやっぱりちょっと痛い」と明かしていた。

 公共交通機関や閉ざされた空間で不安を感じる「広場恐怖症」と向き合う。高校2年ごろに発症。今もオフなどに治療を行っている。スポーツ選手はドーピング検査もあるため、薬も服用できない。飛行機や電車、船に乗れず、移動手段は車だけ。沖縄や北海道の試合には出られない。父真一さんが運転する車で、長時間かけて移動している。「移動時間が長いのはきつい」としながらも「練習は質良く量少なめです」と話すなど、ツアーを戦うコツはつかんでいる。

 昨季トップ10入り15回はツアー5位。未勝利ながら年間ポイント8位と上位争いに顔を出し続けたが、昨年からあと1歩で優勝を逃してきた。最終日を前に「気負っちゃう部分も結構ありましたが、昨日、今日とすごく楽しく、順位を気にせず、笑顔で頑張ってきた。優勝がすべてじゃないので明日も気にせず楽しくやりたい」と話していた。重圧がかかる中、最終ラウンドも時々笑顔をのぞかせ、ツアー初Vを勝ち取った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c03ba6411dbf17c1718bb79a6f13f0f5a1b486
https://i.imgur.com/8egKdKl.jpg



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