ハワイ山火事、強風で送電線が切れて引火か　地元電力会社の株価マイナス33.77％下落

ハワイ・マウイ山火事、死者99人に　地元住民が電力会社を提訴

　米ハワイ州マウイ島で起きた大規模な山火事で、同州のグリーン知事は14日の米CNNのインタビューで、現地時間同日昼時点で死者数が99人になったと明らかにした。
現場では捜索犬などによる捜索を続けており、死者数は「今後数日で相当増えるだろう」との見方を示した。

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　グリーン氏は、通信環境の問題などもあり、「1300人と連絡が取れないとの情報もある」と言及。
犠牲者数については「推測はしたくないが、この1日で15人増えており、今後10日で2倍になる可能性もある」と話した。

　また、甚大な被害が出たマウイ島西部ラハイナの住民らは12日、現地の電力会社ハワイアン・エレクトリック・インダストリーズ（HEI）を相手取り集団訴訟を起こした。

　原告側は訴状で、強風で電力網が損傷し火災につながるリスクがありながら、同社が送電を止めなかったことが大規模な火災につながったと主張している。
同社の株価は14日、前週末から3割以上下落した。

　米ニューヨーク・タイムズ紙は、複数の現場関係者の話として、火災の広がりで水道管が破損し、
消火栓の水が枯渇していたと報じた。
ラハイナで消火活動にあたった消防士は同紙の取材に「消火栓に水は残っていなかった」と話した。

朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASR8H36L4R8HUHBI009.html
https://www.bloomberg.co.jp/quote/HE:US