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チェコ、WBCから高まる野球熱 ロッテと文化交流で来日
プロ野球ロッテが企画した野球振興と文化交流を目的としたプロジェクトの一環で、WBCでチェコ戦(東京ドーム)に先発した佐々木朗希投手との縁もあって実現。今後も交流を深めていく予定だ。
3人は1日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ―日本ハム戦の開始前、グラウンドに登場。佐々木朗から死球を受け、翌日におわびのお菓子を受け取ったウィリー・エスカラ選手はビデオメッセージを寄せた。ハジム監督は始球式も務めた。
WBCで見せたチェコの勇姿は記憶に新しく、スタンドは大歓声に包まれた。国内リーグは数百人の観客の中で行うことが多いといい、2万人以上が入った球場に指揮官は「温かい声援は言葉で表せない」と感激していた。
1993年に発足した国内リーグは現在8チームが参加する。リーグ戦の期間は約2カ月で、その後に年間王者が決まるプレーオフを実施。仕事に就きながらプレーする選手がほとんどで、日本のような「プロ」の文化はない。ハジム監督も神経科医をしながら指揮を執る理由を、「自分の中で何かしらの情熱がある。その情熱を野球にささげる」と話す。
近年、若手の育成プログラムに注力し、力をつけてきた。初白星も挙げたWBCの影響は国内でも大きく、ルカシュ・エルツォリ選手は「大会前後の違いは大きい。WBCのおかげで野球に対する関心が高くなった」と変化を実感する。
当面の目標は、開催国として迎える今年9月開幕の欧州選手権でメダルを獲得すること。そして、2026年に開催予定の次回WBCまでに「より良いチームに持っていきたい」とハジム監督。日本でのプレーを熱望している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a39e59de6093fad93d76e2a90255d3503a4b1981