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「50歳未満でがんになる人」が世界中で急増しているのはなぜか
(出典:クーリエ・ジャポン) |
1 ぐれ ★ :2023/08/15(火) 12:47:06.00 ID:S4fYmsWe9
クーリエ・ジャポン
近年、50歳未満でがんを発症する人が世界中で急増している。キャリアを築き、子供を育てる若い世代のがんは、患者とその周囲に大きな影響を与える。世界で何が起きているのか、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が現状に迫った。
世界で増える50歳未満のがん
英国の探検家、写真家、映画製作者であるパディ・スコットは2017年に激しい胃の痛みに襲われた。当時まだ34歳だった彼は仕事で危険な場所に行くこともあり、体力には自信があった。
彼は大きな病院で大腸内視鏡検査を受け、その担当医から腫瘍を見つけるための新しい血液検査のトライアルに参加しないかと誘われた。腫瘍を持たない者として実験に貢献できるだろうと考え、彼はそれに応じた。しかし、その結果わかったのは、彼の大腸には進行性の腫瘍があり、がんは肝臓に転移していたということだった。
彼の体験は、過去30年間で急増した50歳未満のがんの一例に過ぎない。その数があまりに顕著に増加したため、これを流行する病と呼ぶべきだと、主要な疫学者らは訴えている。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」が米ワシントン大学医学部のデータを分析したところ、G20諸国における25歳から29歳のがん罹患率は、過去30年間で他のどの年代よりも急速に増加し、1990年から2019年までに22%も伸びていた。また、これらの国々での20歳から34歳のがん罹患率は、過去30年間で最も高い水準にある。
一方、75歳以上の高齢グループのがん罹患は、2005年頃のピークから減少している。それでも、がん患者の約90%が50歳以上で罹患し、その半数が75歳以上だ。
働き盛りの人たちが、なぜ前の世代の人たちよりもこの病気にかかりやすくなってきたのか、はっきりとしたことはまだ明らかになっていない。
研究者が考えているのは、若者がかかるがんの種類にヒントがあるかもしれないということだ。G20諸国の15歳から39歳で、症例が特に増えたのは大腸がんだ。1990年から2019年の間に70%も増加した。米国がん協会の分析によると、2023年の大腸がんを発症した患者の13%、死亡した患者の7%が50歳未満の患者だという。
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