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オリオールズ・藤浪晋太郎が日米11年、233登板目で初セーブ 延長10回に3者凡退斬り、最速164キロ計測
◆米大リーグ マリナーズ3―5オリオールズ=延長10回=(13日・シアトル=Tモバイル・パーク)
オリオールズ・藤浪晋太郎投手(29)が13日(日本時間14日)、5―3で2点リードの延長10回に6番手で登板し、1回を無安打無失点で抑えて、日米通じて初セーブを挙げた。最速は101・6マイル(約163・5キロ)をマークした。
無死二塁の延長10回で、先頭のムーアに対しては3球連続ボールと制球に苦しんだが、見逃し、ファウル、空振りで三振。代打・フォードに対しては初球の直球が抜けて暴投で1死三塁とした。それでもフォードは左飛、最後はロドリゲスを遊ゴロで打ち取って本塁を踏ませることはなかった。藤浪がセーブを挙げるのは日米通算11年目、233試合目の登板で初めてだった。
試合はオリオールズ先発・ブラディッシュが6回2失点と試合を作ったことで、6回終了時点で2―2の同点。7、8回は前日にも登板していたペレス、カノとつないだ。1点リードの9回は、前日に2回28球を投げた守護神バティスタではなく、前日1回17球のバウマンがマウンドに上がったが、2死から同点弾を被弾。ベスピが登板して後続を抑えて延長に突入した。
無死二塁でスタートするタイブレークの延長10回は、9回に本塁打性の当たりをスーパーキャッチした中堅の守備から途中出場したムリンスが右翼へ2ラン。2点リードで藤浪がマウンドに上がった。
7月途中にアスレチックスからオリオールズに加入した藤浪。6日(同7日)の本拠地・メッツ戦では自己最速102・6マイル(約165・1キロ)をマークするなど1回無安打無失点、3奪三振という好投を見せて移籍後初ホールドをマークした。だが、9日(同10日)の本拠地・アストロズ戦では2死から3者連続四球と突然崩れて降板して3失点。その後3試合は登板機会がなかった。
藤浪の今季成績は44登板(うち先発7)で5勝8敗1セーブ4ホールド、防御率7・99となった。