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<甲子園>足つる選手続出…逆効果?クーリングタイム運用に大会本部見解 「冷却中も軽運動呼びかけ」など改善策
甲子園では、暑さ対策として今大会から5回終了後に選手が体を冷やし、水分を補給する10分間の「クーリングタイム」が導入された。ベンチ裏に冷風機を置くなどの対応が取られた。
猛烈な暑さだった大会初日の第1、第2試合では担架で運ばれるなど、クーリングタイムが実施された6回以降に体調不良を訴え交代する選手が続出。聖光学院(福島)の小室は6回1死で、左のふくらはぎと太腿裏がけいれんして降板。「クーリングタイムの時に涼しい場所にいすぎたので、それがちょっと(良くなかった)」と振り返った。斎藤智也監督は「4人、脚がつった。涼しいところにいて(すぐに)灼熱(しゃくねつ)のマウンド。6回は怖かった」と語った。
「冷やし過ぎ」の状態で逆効果になったと可能性を指摘する声もあった。
これを受け、大会本部は11日、「クーリングタイムは、実践を踏まえながらより効果的な取り組みとすべく努めています」と見解。
「第1日にクーリングタイム終了後に足をつる選手が散見されたことから、クーリングタイムの身体冷却中にも足首の上下運動や膝の屈伸といった関節運動、ストレッチ、グラウンドに戻る前には軽くジャンプしてふくらはぎをほぐすといった軽運動をするよう、試合前とクーリングタイム中に選手に呼びかける運用を追加しました」と発表した。
また、「試合出場している選手9人に対しては、サーモグラフィーで体表温度をチェックし、体表温度が赤く映る選手は身体冷却を中心とし、赤く映らない選手はスポーツドリンクを積極的に飲むよう促すこともしています」と柔軟な対応で改善を図っている現状を明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5bef6c1019eb5b22be7e2cafeb60eaccb57a03e