【朝日新聞】受難続きの韓国ジャンボリー「BTSを呼んで挽回しよう!」与党議員の提案にアーミー反発

不十分な酷暑対策や劣悪な設備が指摘された韓国で開催中の「世界スカウトジャンボリー」は、台風の接近により9日までに、ほぼ全員が主会場から撤収した。政界では責任追及を求める声が上がり、与野党が激突。人気アイドルグループのBTSを呼んで挽回（ばんかい）しようという与党議員の呼びかけが炎上するなど、迷走が続いている。

　韓国南西部の全羅北道・扶安を主会場に1日から始まった世界ボーイスカウト・ガールスカウトの祭典は、熱中症を訴える若者が続出する中、組織委員会は対策を強化して続行する方針を固めた。ただ、台風6合が朝鮮半島を縦断するとの予報を受け、参加者らは千台以上のバスに分乗して他の都市に移動した。

　組織委によると、大会にはこれまで100億円以上の予算が投入され、開催を迎えた。だが事前準備のお粗末ぶりが相次いで明らかになり、2030年国際博覧会（万博）の釜山への誘致にも悪影響がおよびかねないとの懸念が広がる。

　野党は政府の失政を厳しく批…

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朝日新聞　2023年8月9日 17時30分
https://www.asahi.com/articles/ASR895FMCR89UHBI011.html