あわせて読みたい
女子W杯・ラウンド16 コロンビアが欧州女王イングランドへの挑戦権獲得! ジャマイカ撃破で史上初のベスト8進出
【写真付き】女子W杯出場選手インスタグラム 影響力トップ10
グループステージでW杯優勝2回を誇るドイツ女子代表を撃破して首位通過を決めたコロンビア(グループH・1位)と南米最強のブラジル女子代表を抑えて2位通過となったジャマイカ(グループF・2位)。どちらも勝てば史上初のベスト8進出となる。
勝者は準々決勝で欧州女王のイングランド女子代表と激突することが決まっているなか、女子サッカー界の競争力向上を象徴するような素晴らしい戦いを披露してきた両チームだが、立ち上がりからカラーを発揮したのはジャマイカだ。
グループ3試合を無失点で駆け抜けたジャマイカはボールホルダーへのアプローチが素早く、コロンビアの攻撃陣に自由を与えない。攻撃ではマンチェスター・シティに所属する身長182cmのFWカデイシャ・ショーへのロングボールを多用する。
しかし、15分過ぎからコロンビアに押し込まれる場面が増え、ビルドアップでもミスが散発。トッテナム所属のGKレベッカ・スペンサーと今大会チームで唯一のゴールを決めているDFアリソン・スワビーが積極的に指示を飛ばしてやり過ごしていく。
コロンビアも高い集中力を保つジャマイカを崩し切る場面は作り出せず、屈強なフィジカルを持つFWマイラ・ラミレスにボールを集め、CKではショートコーナーも使って先制点を奪いに行く。だが、工夫は実らず、前半を0-0で終えた。
それでも、後半立ち上がりに訪れたこの試合最初のビッグチャンスでコロンビアが先制に成功。51分、アナ・グスマンが左サイドからボックス右のカタリーナ・ウスメに向かってライナー性の鋭いアーリークロスを入れると、ウスメはワントラップから左足シュート。コースを突いた丁寧な一撃を流し込んだ。
ジャマイカは今大会の初失点になると同時に、残り40分強で最低でも1点は奪う必要がある状況に。ただ、グループ3試合でセットプレーからDFスワビーの1ゴールしか生まれていないチームは崩しのアイデアに乏しく、コロンビアが手数をかけない攻撃にシフトしたこともあってカウンターを狙うのも困難に。攻撃の起点となる頼みのショーもコロンビアのセンターバック2枚に抑え込まれ、時計の針だけが進んでいく。
試合終盤の82分にはトッテナム所属のMFドリュー・スペンスがゴール正面からフリーでヘディングシュートを放つが、わずかに枠を捉えず。ようやく訪れた決定機を生かすことができなかった。
結局、ジャマイカは最後まで1点が遠く、虎の子の1点を守り抜いたコロンビアが1-0で勝利。コロンビアは史上初のベスト8進出を掴んだと同時に、南米勢でのベスト8進出はこれまでのブラジルに次ぐ、史上2カ国目ということになった。
なお、12日に行われる準々決勝ではイングランドと激突する。
コロンビア女子代表 1-0 ジャマイカ女子代表
【コロンビア】
カタリーナ・ウスメ(後6)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ed391071cd9b495cc4f50b6452d8eb917665110