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韓国企業が世界で初めて”夢の物質”超伝導体を開発?学界は懐疑的=韓国ネット「黄禹錫シーズン2」
韓国の量子エネルギー研究所(Q-Centre)は7月22日、世界初となる常温・常圧下での超伝導物質「LK-99」を開発したとする論文を発表した。これについて検証作業が国内外で進められているが、現在までに成功例は報告されていないという。
英科学誌「ネイチャー」は現地時間4日、「韓国の研究チームによる主張はセンセーションを起こしたが、研究者たちは依然として懐疑的だ」と報じた。インドのCSIR国立物理研究所(CSIR-NPL)、中国の北京航空航天大学は最近、LK-99のサンプルを作成し実験を行ったが、「超伝導体と判断するにはデータ不足である」とする結果を発表している。
韓国の超伝導低温学会LK-99検証委員会は4日に「現在までに報告された海外のLK-99関連理論や実験発表のうち、超伝導体を確認できた検証結果はまだない」と明らかにしている。5日にはソウル大学、高麗大学、成均館大学がそれぞれ作成したLK-99とQ-Centreが提供するサンプルによる交差検証を行う方針を示した。Q-Centre関係者は「8月末~9月末に検証結果と理論体系を総合し発表する席を設ける」と話している。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、黄禹錫(ファン・ウソク)氏によるES細胞(胚性幹細胞)論文の不正事件に触れた「超伝導界の黄禹錫にならないといいね」「黄禹錫シーズン2」などのコメントが寄せられている。「これが詐欺なら、とんだ国の恥だ」といった苦言も多い。
また、「これが成功なら韓国はとんでもない優位に立てる。全ての産業と生活だけじゃなく兵器なども一気に変革がもたらされる」「可能だと思うよ。韓国だからって信用しないのか?。韓国人なら信じよう」「同じ韓国人として、良い結果が再検証されることを祈ってます」という期待の声や、「株価操作などが行われていないか、関係者を調べるべきだ」との意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)
Record China
https://www.recordchina.co.jp/b918479-s39-c20-d0195.html