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【韓国】 急いで「ジャンボリー立て直し」…文化体験などのプログラムを90本用意
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は5日にハン・ドクス首相とイ・サンミン行政安全部長官に対し、
観光プログラムを緊急追加するよう指示している。
イ・サンミン長官は6日、全羅北道扶安郡(プアングン)のジャンボリープレスセンターで行われた会見で、「(参加者が)様々な経験を積み思い出を作れるよう、全国各地で観光プログラムを準備している」とし
「17市・道の協力を得て計90本のプログラムを追加で用意した」と述べた。
追加プログラムは忠清南道保寧(ポリョン)のマッドフェスティバル▽忠清北道清州(チョンジュ)の青南台観光
▽韓国の伝統寺院でのテンプルステイ▽慶尚北道慶州(キョンジュ)、栄州(ヨンジュ)の紹修書院、
安東(アンドン)の陶山書院などでの文化・歴史体験▽企業や産業現場訪問などで、文化体験が主となる。
ジャンボリー組織委は7日からプログラム申込みを受け付ける。参加者たちは昼にプログラムに参加し夕方に会場に戻って来る予定だ。組織委はバスを用いて参加者をプログラム会場に移動させる計画だ。
地方自治体もジャンボリー参加者向けのプログラムを独自に打ち出している。ソウル市はこの日発表した報道資料で
「現在ソウル各地で行われている夏祭りにスカウト隊員が参加できるよう支援する」と表明した。
ひとまず12日までの予定となっていた「光化門広場ソウルサマービーチ」フェスティバルの閉場日を15日に延期したうえで、水遊び場を追加設置してジャンボリー終了後にソウルを訪れる隊員たちも楽しめるようにする計画だ。
外部での文化観光プログラムにスケジュールを変更したことについては、
スカウトのチャレンジ精神と合わないという声が一部からあがってもいる。組織委のある関係者は
「単に外部プログラムを増やすのは、スカウト精神が損なわれる面がある」とし、
「ただし国際的に恥をかいたこの状況では、残された期間に青少年たちに思い出を作る機会を提供してはじめて、有終の美が飾れるだろう」と話した。
事故に対する懸念から、主要行事の日程も変更された。
ジャンボリーの「文化交流の日」に設定されている6日の午後8時に行われる予定だった「Kポップ・スーパーライブ」は11日に延期された。
ー中略ー
猛暑対策施設の不足、非衛生など、劣悪な施設も批判されている。
これに対し組織委は、冷房バスを132台追加して計262台を運用しているほか、日よけ幕も69張を追加設置している。
また、会場内シャトルバスは2倍の24台を10分間隔で運行。水遊び施設も8カ所設置した。
清掃人員はさらに930人を投入し、1400人あまりが活動中だ。
一方この日、休暇中の尹大統領はハン・ドクス首相とイ・サンミン長官からジャンボリーの現場状況について報告を受け、「猛暑での衛生管理に手抜かりのないようにしてほしい」と指示した。
ジャンボリー現場を3日連続で訪問したハン首相は、参加者が不便だと指摘した会場の外郭施設を点検後、キム・ヒョンスク女性家族部長官と全羅北道の関係者らに
「机に座っていないで現場に出ていって改めて措置を取ってから報告せよ」と指示した。
キム・ヨンヒ、パク・イムグン、パク・タヘ、キム・ミナ記者
https://news.yahoo.co.jp/articles/844d29eaef7bce52f810071f3cc63123af0c0ab3