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【野球】落合博満氏が考える「エース」の条件をズバリ回答 現在のプロ野球界で唯一名前を挙げた投手とは
7月のプロ野球では日本ハムが13連敗、ソフトバンクが12連敗、西武が8連敗と大型連敗するチームが多かった。セ・リーグでは巨人とDeNA、ヤクルトの3球団が5連敗。セ、パともに1カ月で優勝争いの勢力図に大きな動きがあった。
落合氏は、そうした連敗を止めるのが「エースなんだろうと思います」とした上で、さらに「貯金を何個増やしてくれるか。10勝しても10敗するピッチャーっていうのは必ずチームにはいるんですよ。まあ、こういうピッチャーも必要なんですけど。でもエースたるゆえんというのは、何個自分で貯金をつくれるか」と落合氏は監督目線で見たエースの条件を語った。
果たして現在のプロ野球界に落合氏が考える「エース」はいるのか――。「オリックスの山本(由伸)くらいじゃないですか」と一人だけ名前を挙げた。その理由として「全ての球が一級品。だから、真っすぐがコントロールが悪いなって思えば変化球で攻めることができるし、まあその逆のパターンもあるしね。唯一、完投の数が少ないって言ったら少ないんですけども。でも負けを抑えてくれるピッチャーであることにはかわりないです」と高い評価を口にした。
実際、今季の山本はここまで自身が投げる前の試合が負けている場合が6試合あったが、その全てで勝ち投手になっているというデータが紹介されると、落合氏は大きくうなずきながら「だからそこで(エースが)負けると大型連敗が生まれるんですけども…どこで止めてくれるかっていう。それがエースで止めるっていうのが一番いい条件なんですよ」と考えを示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4703742eba20bb4cec2d42bc4f7eaa95ecd43880